ジャパントラックカップ3日目 兒島直樹がオムニアムで逆転勝利
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ジャパントラックカップⅡ 2日目の最終日は、男子オムニアム、女子マディソン、男女ケイリンが行われた。
男子オムニアム
男子オムニアムは、グラン・クンヅ(スタートラックサイクリング、アメリカ)が前半2種目を制覇。スクラッチでは終盤逃げて1位、テンポレースではラップポイントを獲得して1位となり、総合首位に立った。しかしクンヅはエリミネーションでは前半のうちに除外されてしまい、首位も守りきれず。3種目を終えて1位橋本英也、2位窪木一茂、3位兒島直樹と、チームブリヂストンサイクリングが上位を占めた。
最終種目のポイントレースでは、逆転を狙うクンヅと兒島が先行してラップポイントを獲得。橋本、窪木も直後にラップして続いたが、兒島は後半にもラップを成功させて2位以下を引き離し、逆転優勝。表彰式ではオリンピアンの先輩2人に担ぎ上げられた。
兒島直樹コメント
「素晴らしい先輩達に勝てて自信になった。初日は消極的なレースをしてしまったので、今日は優勝したいと思って積極的にレースをした。自分としては毎日を一生懸命過ごしてきたらいつの間にか結果がついてくるようになったので、飛躍したと言ってもらえると嬉しい。今の自分の立ち位置に甘んじず、これからもっと上を目指して世界で闘っていけるようになりたい。来年は重要な年になるので、個人としてもチームとしても、みんなで切磋琢磨しながら頑張っていきたい」
女子マディソン
女子マディソンは、垣田真穂と内野艶和のチーム楽天Kドリームスが初日に続き優勝。アジア大会優勝コンビはフィニッシュを含む7回のポイント周回のうち6回を1位通過し、初日に続き他を圧倒する力を見せた。
男女ケイリン
男女ケイリンでは、共にここまで短距離種目2位に甘んじてきた中野慎詞(日本ナショナルチーム)と太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)が優勝。いずれもフィニッシュライン上でハンドルの投げ合いとなる僅差の勝負となった。
中野慎詞 コメント
「ここまでスプリントとケイリン全て2位で、(太田)海也は全部勝っていたから俺だって獲れるぞというところを見せたかった。(山﨑)賢人さんも強いから簡単ではなかったし、誰が勝ってもおかしくないレースだった。来年のネイションズカップで成績を残してパリに繋げられるように頑張っていきたい」
太田りゆ コメント
「最後は自分でも差されたか残ったか分からないくらい僅差だった。ここまで全部2位だったが、それで良いとは1ミリも思っていなかったので勝てて良かった。3日間全力で闘った自分を誇りに思いたい。終わり良ければ全て良しではないけれど、最後までやり切れたと感じている。まだまだレースや合宿とキツいことが続くが、それを踏まえて1段階も2段階も強くなって五輪を迎えたい」
ジャパントラックカップI:2023年11月16日(木)
ジャパントラックカップII:2022年11月17日(金)、18日(土)
開催場所:伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)
出場選手:日本代表全メンバー、海外4カ国以上の選手を含む世界のトップ選手たち
実施種目(男女共通):スプリント/ケイリン/オムニアム/マディソン
ライブ配信: 予定無し
有観客:
11月16日(木)、17日(金)入場無料
11月18日(土)のみ有料、エントランスにて500円(現金のみ)
※高校生までは18日も無料