モナコのクリテリウム『バイキング2023』でサガンが優勝

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モナコ在住のプロ選手たちが大勢参加するサイクリングイベント『BEKING(バイキング)』が、11月26日にモナコで開催され、メインレースのクリテリウム(UCI公認)でスロバキアのペテル・サガン(トタルエネルジー)が優勝した。
 

Beking2023

サガンが第3回バイキングのクリテリウムで優勝した (photo : ©BEKING)

 
2位はスロベニアのタデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)、3位は英国のマーク・カヴェンディッシュ(アスタナ カザクスタン チーム)だった。

今年で3回目となったバイキングは、『サスティナブル・モビリティ(持続可能な移動手段)』の代名詞としてのサイクリングの認識を高めながら、慈善団体を支援するイベントだ。UCI公認のプロクリテリウムは、モナコのエルキュール港がスタート&フィニッシュ地点になり、F1で使用されるサーキットが一部含まれた1.3kmのコースを45周して競われた。

クリテリウムで優勝したサガンは「自分の人生の新章を始める前に、同僚や友人たちともう一度レースを走るのは素晴らしかった。大きなパーティーみたいで、ファンやマニアが皆モナコに来て、家族と一緒にサイクリングの素晴らしい1日を過ごせて嬉しい。バイキングはまだ若いイベントだが、教育者として、そして社会意識向上活動者としての役割での、このスポーツの計り知れない可能性を示している。このプロジェクトで自分の役割を果たせて本当に満足しているよ」と、語っていた。

現在33歳のサガンは今シーズンでロード競技を引退し、MTBで来年のパリ五輪を狙う予定だが、ベルギーのヘットニュースブラッド紙によれば、彼にはMTBのトレーニングとして、来シーズンも期間限定でロードを走る計画があるという。サガンは兄のユライが監督を務めるスロバキアのUCIコンチネンタルチーム、RRKグループ・ピエールバゲット・ベンズィノルで来シーズンも数レース走る事になりそうだ。
 

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左から2位のポガチャル、優勝したサガン、3位のカヴェンディッシュ (photo : ©BEKING)

 

バイキング 公式サイト