2023ダウンヒルシリーズ第8戦・菖蒲谷森林公園は土屋聖眞が優勝
DOWNHILL SERIES 2023 #8 菖蒲谷森林公園・特設コース(兵庫県)が12月9日(土)〜10日(日)に開催された。
10シーズン目を迎えたDOWNHILL SERIES。菖蒲谷森林公園大会は初年度から継続して開催されている2会場のうちの1つ。
広い森林公園内にある多数のコースは地元である龍野マウンテンバイク協会によって維持・管理されており、長年XC競技の公式戦も開催される歴史の長い会場として知られている。搬送施設がないため、スタート地点までは10分ほど自転車を押し上げてスタート地点へ向かうスタイル。
今年は、昨年のレースコースをベースにスタート直後にロックセクションを新設。一度転ぶとピンポン玉みたいに木に弾かれて飛ばされる、と表現しているライダーもいたほどひとつのミスが命取り。狭い木立の中を走り抜ける難関コースがますますハードなものにパワーアップして158人のライダーを迎えることとなった。
全国的に気温が上がった週末、毎年極寒のイメージがある菖蒲谷森林公園大会も例年になく暖かく、押し上げをするライダーのなかには半袖姿も見られるほどの陽気。
予選は今年ワールドカップを転戦していた羽口鉄馬(洛和会ヘルスケアシステム)が51秒115でトップタイムだったが、日曜日の決勝は土屋聖眞(カトーサイクル)が48秒811という脅威のタイムを叩き出して優勝。
2位には50秒446で田中航太(myX)、3位には52秒519でベテラン浅野善亮(CIVREL Homies)が入った。羽口鉄馬はクラッシュで最下位に沈んだ。
土屋翔眞は1週前に開催されたNIPPON OPEN(2023DH全日本チャンピオン・九島勇気が主催した大会)に続いて、2週連続の優勝。
「今回のコースは前半がとてもハードで楽しくて、攻め甲斐のあるコースでした。ミスもあって、フィニッシュして48秒と聞いたときは勝てないかもと思いました。今年はDOWNHILL SERIESで初優勝を収めることもでき、今回の最終戦も優勝できて調子良くシーズンを終えることができてよかったです。」と話してくれた。
ポイントランキングによるエリート男子クラスのナショナルチャンピオンは田中航太。
女子エリートのナショナルチャンピオンは原つばさ(白馬マウンテンバイククラブ)。
来年のゼッケンNo.01は、18歳の田中航太と17歳の原つばさの若手ライダーが付けることとなる。(注:女子はNo.101)2024シーズンのスケジュールは近日発表予定。
DOWNHILL SERIES 2023 #8 菖蒲谷森林公園・特設コース(兵庫県)
エリート男子
1. 土屋 聖眞(カトーサイクル/愛知県)48.811
2. 田中 航太(myX/東京都)+1.635
3. 浅野 善亮(CIVREL Homies/愛知県)+3.708
エリート女子
1. 藤森 美空(Dream Seeker Jr. Racing Team/愛知県)59.224
2. 篠原 彩緒(morinekiよろづやレーシング/大阪府)+5.077
3. 松本 璃奈(静岡県)+7.560
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