JCL TEAM UKYO 新体制お披露目会
トークショー形式での発表会
1月15日、JCL TEAM UKYO 2024シーズンお披露目会が丸の内パークビルディングにて行われた。
会場には、スポンサーやFiNANCiEなどを経由して応募したファンが集まった。
新ジャージに袖を通した5人の国内選手が登壇し、他にも新規加入選手やゼネラルマネージャーのアルベルト・ボルピ、昨年選手を引退したばかりでチームの監督を務めるマヌエーレ・ボアロなどもオンラインにて参加した。
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登壇した選手たちとオンラインにて参加した選手、監督たち
来季所属選手は以下のとおり。
・山本 大喜
・小石 祐馬
・岡 篤志
・石橋 学
・増田 成幸
・鎌田 晃輝
・佐藤 后嶺
・ネイサン・アール
・ジョパンニ・カルボーニ
・マルチェッリ・マッテオ
・トーマス・ベゼンティ
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昨年と変わらず使用するのはファクターのバイク
2024シーズンはサウジツアーからレースシーズンをスタートさせ、その後、イタリアでレースに参戦しつつ、ツアー・オブ・ジャパンやツールド熊野など国内UCIレースにも出場するとのこと。
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笑顔で話をした増田
事前にファンから集まった質問などに選手たちが回答するトークショー形式で会は進んでいった。
増田成幸は、2013年のキャノンデール所属時代にボルピが監督として1年間、一緒にやっていたことがあるそうだ。
「当時から一番イタリア人らしからぬ真面目さを持っていて(笑)。紳士的な立ち振る舞いで、全選手に平等に接してくれる監督だなというのを当時から思っていたので、またこうして11年越しに、このチームでまた再会できるっていうことは何か運命的なものを感じてますね。こうやって新しいスタッフ、新しい選手たちとともに、また新しいチャレンジができることに大変うれしく思っています」と増田は話した。
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ボルピは来季のレースについてコメント
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選手を引退したばかりのボアロも監督として加わった
U23チャンピオンの鎌田は、「来年はヨーロッパに本格的に挑戦するということで、今までと全く違う環境になるんですけど、自分らしく全力で頑張っていこうと思います」とコメント。
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ヨーロッパの挑戦について語る山本
現在、全日本チャンピオンジャージを着る山本大喜も欧州への挑戦についてこう語った。
「トレーニングにコーチがついて管理してもらったり、栄養の部分でも今年から本格的にサポートをしていただいたりしていて、今まで自分はコーチをつけたことがなくて自己流で常に限界まで追い込むようなトレーニングをやってきていたんですけど、それだとやっぱり疲れて走れなくなるタイミングとかが来てしまっていました。
今はコーチに管理をしてもらって、トレーニングをしている中で、今までよりは練習内容的には比較的楽だなと感じるんですけど、でもトレーニングして休んで、次の練習が始まるタイミングとかのときに、あれ?自分の体ってこんなに軽かったっけ?みたいな、フィーリングですごく良くて、これまでの全力で追い込んでいたトレーニングとはまた違って、効率の良いトレーニングを今はしっかりできている感じがしています。
これまで日本の国内チームっていうのは3月とか4月とかにレースが始まるっていうのは主流だったんですけど、それが1月から準備を始めるということで、昨年の自分でやってたトレーニングだとサウジ、オマーンのときにはまだ完全には仕上がっていなくて、体のフィーリング的には重くて。
それでも全力で挑戦したっていう意味ではすごくいい挑戦だったと思うんですけど、今年はしっかりとボルピやボアロのような、トップの世界のことを知ってる人たちが入ってきてくれたおかげで、しっかりと1月、もうすぐレースが始まりますけど、これまでにないぐらい体のコンディションが良くて。世界で挑戦するっていうのは、こういう準備をしっかりしていかないと、やっぱり厳しいんだなっていうのを体感しています。
だからこそ今、体が仕上がっているというのは自分としてはうれしくて、サウジ、オマーンもこれから続くイタリア遠征もそうですけど、そこでどれだけ世界と戦えるのかっていうのが楽しみな状態です」
この先のビジョンなどはこの場では語られなかったが、あらゆる面で継続が最も難しいトッププロの世界に食い込むために、何にせよ今年はさらなる結果が求められる年になるはずだ。
JCL TEAM UKYO公式サイト
https://jcl-team-ukyo.jp
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