2024年シーズンからスペイン籍の女子プロチーム「Laboral Kutxa-Fundacion Euskadi（ラボラル・クチャ-ファンダシオン・エウスカディ）」に所属している、ロードレース現日本チャンピオンで東京オリンピック日本代表の與那嶺恵理のシーズン開幕戦がスペインでスタートした。

與那嶺が参加したシーズン初戦は、スペイン南部で開催された「Women Cycling Pro Costa De Almer.a（1.1）」で、カンポエルモソをスタートし、モハカールをゴールとする121kmのワンデイレース。

與那嶺のアシストを受けたチームメンバーが、2位、4位を獲得し幸先の良い幕開けとなった。自身はラスト1kmの上りまでしっかりとエース選手たちをアシストし、先頭から1分52秒遅れの53位でレースを終えている。

與那嶺選手のコメント：
「私のシーズン初戦、しっかりアシストとして機能する事ができました。チームの位置取りをしながら、ラスト1kmの上り口までエース達を連れて行き、お仕事終了。 スペイン語のチームラジオに混乱しながら（笑）とても良いスタートです。 次戦は一週間後のバレンシア。チームで優勝を狙いアシスト頑張ります。」

所属チームは、スペインのオルベア社のロードバイク「オルカ」および「オルカ・エアロ」をコースによって使い分けており、今回、與那嶺はオルカでレースを戦った。

與那嶺はオルカの印象を以下のように語っている。

「これまで様々なブランドのロードバイクに乗ってきましたが、軽量さ、反応性の良さ、しなやかさ、ハンドリングの扱いやすさなど、非常に高い次元でバランスが取れている一台で、シーズンを通してオルカで戦うのが本当に楽しみです」

オルベア・オルカ

オルベア・オルカエアロ

また、チーム名が入ったナショナルチャンピオンジャージは、過去にエウスカウテル・エスカウディチームの所属で2003年ツール・ド・フランス総合5位のアイマール・ズベルディア氏から手渡された。 2024年はパリオリンピックも控えており、今後の與那嶺の活躍に期待がかかる。

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