バウハウス区間優勝!新城は一人で集団の牽引に加わる ティレーノ〜アドリアティコ2024 第3ステージ
イタリア中部で開催されているUCIワールドツアー・ステージレース『Tirreno-Adriatico(ティレーノ〜アドリアティコ)』。
第3ステージはトスカーナ州にある歴史的観光地の町、2017年実写版『鋼の錬金術師』のロケ地にもなったヴォルテッラをスタートし、一気に東へと進む225kmの長丁場。スタートから10℃前後を行き来する気温に、時おりスコールのように降るにわか雨という厳しい気象条件のレースとなり、多くの選手が手元から足元まで寒さ対策と雨仕様に身を包んだままレースが進む。
新城幸也はチームの指示どおり一人で集団の牽引に加わり、ほかの選手が最後のスプリントに備えられるようにし、チームメイトは一人でも多く万全の態勢でフィル・バウハウスのスプリントの助けができるような体制で作戦を実行した。
新城以外の選手全員が先頭集団に残りバウハウスをサポートし、そのアシストに応えてバウハウスは見事難関ステージを制しステージ優勝。通常2~3人の選手を各チームが出し牽引するポジションを新城は一人で任され、役目を果たし143位でフィニッシュしている。
新城幸也のコメント:
「なんて日だ!って良い意味で言える日。今日はティレーノでもパリ〜ニースでもチームメイトがステージ優勝!! ティレーノは1日中、寒い中のハードなステージだったからこそ、フィル(バウハウス)が優勝したのは、自分も頑張った甲斐があるってものだ!
今回のティレーノの全チームの中でアベレージ年齢33歳の最高齢のチームだからこそ、出せた結果でもあると思う。個々がしっかりと仕事した結果。 自分以外のメンバーは先頭でフィニッシュしているということが、それを物語ってると思う。
仕事をまっとうし、報われた事がとても嬉しい。調子良いし、引き続き、明日も頑張るしかないね!」
この日、同日開催のワールドツアーレース「パリ~ニース2024」でもチームバーレーン・ヴィクトリアスのサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)がステージ優勝し、チームとしてはワールドツアーで同日2つの優勝となった。
レース公式HP:Tirreno Adriatico 2024 | Sito ufficiale
ライブ放送:J SPORTS(有料コンテンツ)