新城はバウハウスをフォローしながらフィニッシュ ティレーノ〜アドリアティコ2024 第4ステージ
イタリア中部で開催中のUCIワールドツアー・ステージレース『Tirreno-Adriatico(ティレーノ〜アドリアティコ)』。
第4ステージ、レースはイタリア中部に位置するウンブリア州に舞台を移し、テルニ県にあるイタリアの美しい街100選にも選ばれるアッローネをスタート。内陸から東に進み、アドリア海の海岸線沿いの町ジュリアノーヴァで小さな周回を経てフィニッシュする207kmの連日の長丁場。
この日もスタートから肌寒く、途中冷たい雨が降ったり止んだりの安定しない天候が選手たちを苦しめる。スタートして約70km地点に設定されている標高1521mの山岳ポイントは雪のちらつく寒さであった。
チームバーレーン・ヴィクトリアスは前日に続き、集団でのスプリントに持ち込み、エーススプリンターのフィル・バウハウス(ドイツ)の連勝を狙う作戦だったが、ラスト20kmの周回に入りバウハウスの調子が悪くなり集団から脱落、すぐに新城幸也がサポートする形で集団を離脱し、バウハウスをフォローしながら131位でのフィニッシュとなった。
新城幸也のコメント:
「今日も1日中、寒い日だった。コースの真ん中にある頂上(1500m)は雪がちらついていて、体感的には2℃位だったかな。上りの頂上からゴールまでは100km以上もあるのに、コフィディスの登りで謎のペースアップがあり、逃げとの差も1分程に縮まり、集団が止まってしまい、差を余計に広げることとなり、追い風に乗った逃げとの追いかけっことなった。
ゴールまでのアップダウン区間での位置取りが今日の仕事だったので、先頭を追いかける手伝いする作戦もあったが、複数のチームが集団牽引していたので、我々は位置取りに専念することに。 最後の周回は道も狭くて、集団内で埋もれてしまっていた。
昨日の優勝者フィル(バウハウス)も上りの早いペースで残り10kmでスプリント出来ないとなり、今日のステージは諦める事となった。 自分の調子は昨日同様に順調にきてる。 明日から2日間は上りステージ。できる限り、総合の2人、ティベリとダミアーノを助けられたらと思う」
3月8日の第5ステージはこれまでの平坦ステージとは違い、アップダウンが連続する144km。
レース公式HP:Tirreno Adriatico 2024 | Sito ufficiale
ライブ放送:J SPORTS(有料コンテンツ)