パリ~ニース2024 短縮された第7ステージはヴラソフが区間初優勝
フランスで開催中の第82回パリ~ニース(UCIワールドツアー)は、3月9日にニースから標高1165mでカテゴリー1のラ・マドン・デュテル頂上までの104kmで、悪天候により短縮された第7ステージを競い、ロシアのアレクサンドル・ヴラソフ(ボーラ・ハンスグローエ)がゴールまで残り4kmからの単独アタックを決めて区間初優勝した。
区間2位は8秒遅れでベルギーチャンピオンのレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)、3位はスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ボーラ・ハンスグローエ)だった。
総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着た米国のブランドン・マクナルティ(UAEチーム・エミレーツ)は、ゴールまで残り2kmでメイングループから遅れてしまい、27秒遅れの区間7位でゴールしたが、総合首位は米国のマッテーオ・ヨーゲンソン(チーム ヴィスマ・リースアバイク)に4秒差で守る事ができた。
3月10日はニースがスタートとゴールの109.5kmで、最終日の山岳ステージが行われる。
■区間初優勝したヴラソフのコメント
「カレンダーの中で最も重要なワールドツアーのステージレースの1つで勝てて本当に嬉しい。ここはボクのトレーニング・ゾーンなんだ。ここで2016年にイルヌール・ザカリンが勝ったのは知っていた。我々にとっては幸運の山だね。今日は良い脚を持っていた。最後の上りで様子を見て、ログリッチを助けるべきか、アタックに付いていくかを決める計画だった。ボクはその瞬間を見つけて自分で行くと決め、それに挑戦した。雨と寒さでコンディションはとても厳しく、最後の数kmは手がかじかんだ。寒くて序盤のコースはトリッキーだった」
■第7ステージ結果
[3月9日/ニース~ラ・マドン・デュテル/104km]
1. ALEKSANDR VLASOV (BORA – HANSGROHE / RUS) 02h 44′ 03”
2. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 00′ 08”
3. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE / SLO) + 00′ 08”
4. MATTIAS SKJELMOSE (LIDL-TREK / DEN) + 00′ 08”
5. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 00′ 08”
6. SANTIAGO BUITRAGO (BAHRAIN VICTORIOUS / COL) + 00′ 13”
7. BRANDON MCNULTY (UAE TEAM EMIRATES / USA) + 00′ 27”
8. WILCO KELDERMAN (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / NED) + 00′ 31”
9. AURÉLIEN PARET PEINTRE (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) + 00′ 36”
10. LUCAS PLAPP (TEAM JAYCO ALULA / AUS) + 00′ 40”
■第7ステージ後の総合成績
1. BRANDON MCNULTY (UAE TEAM EMIRATES / USA) 25h 00′ 28”
2. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 00′ 04”
3. MATTIAS SKJELMOSE (LIDL-TREK / DEN) + 00′ 35”
4. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 00′ 36”
5. LUCAS PLAPP (TEAM JAYCO ALULA / AUS) + 00′ 47”
6. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE / SLO) + 01′ 21”
7. EGAN BERNAL (INEOS GRENADIERS / COL) + 01′ 42”
8. WILCO KELDERMAN (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / NED) + 01′ 43”
9. AURÉLIEN PARET PEINTRE (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) +01′ 53”
10. ALEKSANDR VLASOV (BORA – HANSGROHE / RUS) +02′ 05”
◆パリ〜ニース2024はJ SPORTSでは全8ステージ生中継&ライブ配信