ザンバニーニ区間2位!新城はトップと同タイムでフィニッシュ イツリア・バスクカントリー2024 第3ステージ

スペイン・バスク州で開催中のステージレース『イツリア・バスクカントリー2024(UCIワールドツアー)』。

第3ステージもフランスのピレネー・アトランティック県にある唐辛子でも有名なエスプレットからスタートし南下、スペインに入り、内陸のアルサケスでフィニッシュ。ニュートラルゾーンを含むスタート直後から上りが連続し、カテゴリーの付く6カ所の山岳ポイントが設定されている190kmの長丁場。

天気は風が強いものの、一日中晴れの穏やかな天気。天気とは裏腹にレースは激しいアタック合戦から始まり、終盤に逃げが吸収されてからも集団はさらに加速し、再びアタック合戦の応酬となるなか、リーダージャージのプリモッシュ・ログリッチ(ボーラ・ハンスグローエ)が落車し、集団はペースダウン。

その後はスプリントに向けて激しいポジション争いの中、新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)も最前列でアシスト。集団スプリントでなんとチームの伏兵、若手のエドアルド・ザンバニーニ(イタリア)が2位、スプリントを託されていたニキアス・アルント(ドイツ)が5位に入った。

新城は最終局面でのアシストをこなしながらトップと同タイムの57位でフィニッシュしている。

新城幸也 イツリア・バスクカントリー2024 第3ステージ

レース中カメラに笑顔を見せる新城 Photo:Sprint Cycling

新城幸也 イツリア・バスクカントリー2024 第3ステージ

チームメイトとともにで山岳を超えていく新城 Photo:Miwa IIJIMA

 

新城幸也のコメント:

「今日もニキアス(アルント)のスプリントでステージ狙い、ペリョ(ビルバオ)のタイムを失わないのがチーム目標。8kmの上りがスタートという苦手なスタートだったが、 昨日よりも調子良く、集団で越えることが出来た。

上りで逃げがなかなかできなくて、50kmくらいのアタック合戦でようやく今日の逃げが決まった。その中に総合から1分少々のタイム差の選手がいたため、総合リーダーチームのボーラ・ハンスグローエが集団牽引。 集団が絞られるであろう151km地点から始まる上りに備えた。

しかし、上り手前でリーダーのプリモッシュ(ログリッチ)が落車したために、少しペースの落ち着いた集団に留まることができ、フィニッシュでニキアスのステージ狙って、皆でアシスト。 結果は意外にも若手のザンバニーニが2位! ニキアスも5位と良い結果となった。

今日は昨日よりも良く走れた。あと3日間、よりバスクらしいコースプロフィールになっていくので、気を引き締めて頑張りたい。」

 

レース公式HP
Itzulia 2024 — Itzulia Basque Country