新城幸也（バーレーン ヴィクトリアス）は4月14日（日）、オランダで開催されたUCIワールドツアーのワンデーレース『アムステルゴールドレース2024』に出場した。

オランダのリンブルフ州とベルギーのアルデンヌ地方で開催される、ワンディレースの中でも格式の高いワールドツアー3レースを指し、アルデンヌ・クラシックと称されるレースの初戦となる今大会は、ワンディレースの中ではモニュメントに次ぐビッグレースで、熱い自転車ファンがコースを埋め尽くす。

新城にとって7年ぶりの出場となった今年は、33ヵ所の上りが設定されている254kmのタフなコースだが、天気には恵まれ晴天でのレースとなった。

スタートポディウムでインタビューを受ける新城　Photo：Cor Vos

序盤に形成された4人の逃げが残り76km付近で集団に吸収されてからは、繰り返されるアップダウンごとにペースが上がり集団はふるいにかけられていく。

新城はエースのペリョ・ビルバオ（スペイン）が良い位置で上れるよう、集団前方でポジション争いを繰り広げるが、新たな逃げグループができては集団が上りでペースを上げて追いかけるという繰り返しで、210km地点で集団から遅れだす。

残り25kmを切り、絞られたメイン集団の中で積極的に動くビルバオを含む先頭集団が形成され、勝負はこの12人に絞られる。

メイン集団の追走を逃れるため、先頭集団の中でも終始積極的に攻めたビルバオは9位でレースを終えた。新城は95位で無事に完走している。

今年も勝負所にはこの人垣　Photo：Cor Vos

174km、22番目の地点、22番目の坂を超える新城　Photo：Cor Vos

新城幸也のコメント：

「2017年以来の7年ぶりのアムステルゴールドレース。概ね同じコースだが、逆から上ったり下ったり、知らない道もあったし、丘へアプローチの仕方だったりと違うコースとなっていた。だけど、一番変わっていたのはレースの内容自体だと感じる。

しかし、変わらないのはクラシックは心身ともに消耗すること(苦笑) とにかく、ペリョ（ビルバオ）が良い走りで9位に入ってくれて、良かった！彼が序盤に落車してしまったのが悔やまれるが、これからのフレーシュ・ワロンヌやリエージュ・バストーニュ・リエージュに影響が無ければよいのだけど、、、

自分自身もどれだけ走れるか未知数だったけど、調子良く走ることが出来た。常にチームで固まって走ってたのもあると思う。今は回復に努め、水曜日のフレーシュ・ワロンヌに備えないと！」

レース公式HP→ Amstel Gold Race – Amstel