2024JBMXF大東建託シリーズ第1戦でチャンピオンシップデビューの野村羽玖が初優勝
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2024JBMXF大東建託シリーズが大阪府堺市の大泉緑地公園サイクルどろんこ広場で開幕した。
チャンピオンシップ男子は、今シーズンより同カテゴリーに昇格した野村羽玖が初出場初優勝の快挙をなし遂げた。女子チャンピオンシップは昨年の年間王者である野村凪沙と西村寧々花の争いとなり、西村が勝利した。
チャンピオンシップ男子
JBMXFの最高峰カテゴリーであるチャンピオンシップは、エリートに加えて、U23とジュニアを統合したもので毎戦ハイレベルな争いが繰り広げられている。
雨の中で行われた決勝レース、スタートから飛び出したのは今季よりジュニアの年齢となり、本大会がチャンピオンシップカテゴリー初参戦の野村羽玖と、昨年2勝を挙げている岸龍之介の2人。
第1コーナーで野村がトップに立ち、第2コーナー後の2位争いで岸と昨年の最終戦を制した橋本颯馬が転倒。野村がそのままトップでフィニッシュし、チャンピオンシップ初出場初優勝を達成した。2位には浦井健芯、3位には長嶋凌が入った。
チャンピオンシップ男子 結果
優勝 野村羽玖 (Nologo Racing Japan/関西BMX競技連盟)
2位 浦井健芯(Nologo Racing Japan/茨城県BMX協会)
3位 長嶋凌(Marshal racing/千葉県BMX協会)
優勝した野村羽玖のコメント:
「チャンピオンシップ1年目で不安しかない状況で、さらに雨でコンディションが悪いなかで勝ちきれて本当にうれしい。スタート前にタイヤを拭いたりモチベーションを上げていったことが勝利につながった。年上のライダー相手に緊張もあったが、予選でトップを走れたことが自信につながった。今大会は地元のコースで有利な面もあったが、次戦以降も2勝目を目指して戦いたい。 」
チャンピオンシップ女子
2人のエントリーとなったチャンピオンシップ女子は、年齢別の女子15歳オーバーとの混走で、3レース合計のフォーマットでレースが行われた。1レース目は野村凪沙、2レース目は西村寧々花がトップでフィニッシュする展開。勝負の決まる3レース目をトップでフィニッシュした西村に対して、野村は4位でフィニッシュし、その結果西村が優勝した。
チャンピオンシップ女子 結果
優勝 西村寧々花(大阪体育大学/GANTRIGGER/関西BMX競技連盟)
2位 野村凪沙(Ace Race Australia FactryTeam/関西BMX競技連盟)
優勝した西村寧々花のコメント:
「優勝できてひと安心している。昨年は前半戦で勝てていたが、勝てないレースもあったので不安があった。今日も危ない場面があったが、しっかり結果につなげることができた。2位の野村選手とは同じ大阪で練習場所も同じなので、お互いの走りを知りつくしている関係。それだけにどちらが勝つかわからないドキドキのレースでもあった。今季はJBMXF大東建託シリーズシリーズの年間チャンピオンを狙って走るのはもちろんのこと、来月には世界選手権とアジア選手権もあるので結果を残したい。」
チャレンジカテゴリーに注目!
トップカテゴリーのチャンピオンシップのほかに5歳から出場可能な年齢別チャレンジカテゴリーが開催されるのがBMXレーシングの大きな特徴といえる。ジュニア以前は未来のトップアスリートを目指す選手が切磋琢磨し、年齢が上の選手たちは生涯スポーツとしてのBMXレーシングを楽しんでいる。
クルーザーレースを土曜日に開催
通常のフォーマットでは日曜日にすべてのレースが開催されるが、本大会では土曜日に24インチホイールの車両を使用するクルーザークラスを開催。これにより通常の20インチホイールと2種目出場の負担が軽減。多くのライダーが両クラスに出場した。
大会概要
大会名:2024 JBMXF大東建託シリーズ第1戦大阪大会
開催期日:2024年4月20日(土)〜4月21日(日)
開催場所:大阪府堺市、大泉緑地 サイクルどろんこ広場
主催:一般社団法人全日本BMX連盟
主管:関西BMX競技連盟公認(申請中):公益財団法人日本自転車競技連盟
協力:大阪府自転車競技連盟、大泉緑地管理事務所、社会医療法人清恵会 清恵会病院 後援:大阪府、堺市(順不同)
協賛:大東建託株式会社 全日本BMX連盟オフィシャルパートナー:大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
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