2024クップ ドュ ジャポンMTB開幕戦レポート
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JCF公認クップ ドュ ジャポンMTBのXCO開幕戦が、2024年4月20日(土)〜21日(日)に兵庫県の菖蒲谷森林公園で行なわれた。
エリート男子XCOは平林安里、エリート女子はU23の石田唯がそれぞれ優勝している。
XCC男子エリート
ワールドカップでは男女とも独立したシリーズ戦としてカウントされるショートトラックだが、国内ではエリート男子のみ行なわれ、上位入賞者には、XCOのスターティンググリッドの選択権が与えられる。
今大会、海外チームに移籍した’23全日本XCOチャンピオン北林力とXCCチャンピオンの高橋翔が不在となったが、昨年のXCOシリーズチャンピオン副島達海、沢田時、平林安里らが出場。
スタートから先行したのは平林だったが、2周目のホームストレートで沢田が首位に立つと、競り合いを繰り返す後続を尻目にリードを広げ、余裕の表情で3周回をこなしフィニッシュ。2位争いはラスト5mで副島をかわした松本一成。
XCC男子エリート
1 沢田 時/宇都宮ブリッツェン 0:19:35.552
2 松本一成/TEAM RIDE MASHUN +2.081
3 副島達海/大阪産業大学 +2.094
XCO女子エリート
全日本チャンピオンの小林あか里を筆頭に7人がエントリーしたエリート女子。同じく4周回のジュニア、ユース(3周)、マスターズ(3周)との混走となった。
スタートから飛び出したのは小林だったが、最初の上りで体調不良を訴えフィードでストップ。そのままリタイヤを選択。トップで戻ってきたのは石田唯。これにユースの日吉彩華、ジュニアの日吉愛華と続く。快調にラップを重ねる石田に刺激されたようにハイペースで走っていた日吉彩華だったが、最終ラップで転倒。残念ながらリタイヤとなる。
石田は3位以下をラップ遅れにしてエリート初優勝。2位には竹村舞葉。
XCO女子エリート
1 石田 唯/TRKWorks 0:58:06.784
2 竹村舞葉/AX MTB team elite +0:12:05.488
3 森 悠貴/drawer THE CYCLING CLUB -1 Lap
XCO男子エリート
日曜は朝の公式練習が終るころから雨が降りだし、テクニカルなセクションでの大幅なペースダウンが予想されたため、全カテゴリーの周回数が減らされ競技開始。
12時55分にスタートしたエリートは、平林を先頭に上り区間に突入。これを沢田、松本、副島の順で追う。
オープン、男子ユース、アドバンスと走ったコースは、轍もできて滑りやすくなっているはずだが、平林はドライとほぼ変わらないペースで周回して優勝。沢田はラップごとに徐々に離されていき、ほぼ1分差でフィニッシュ。3位にはアイウエアの曇りに耐えた副島が入った。
XCO男子エリート
1 平林安里/TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM 1:17:41.708
2 沢田 時/宇都宮ブリッツェン 1:18:37.131 +55.423
3 副島達海/大阪産業大学 1:19:12.037 +1:30.329
大会概要
大会名:Coupe du Japon 菖蒲谷クロスカントリー
開催日程:2024年4月20日〜21日
会場:兵庫県たつの市揖西町菖蒲谷 菖蒲谷森林公園・特設コース
協賛:シマノセールス株式会社、株式会社オージーケーカブト、イトメン株式会社、ヒガシマル醤油株式会社
後援:たつの市、兵庫県自転車競技連盟
【速報】クップ ドュ ジャポンMTB びわ湖高島STAGE
5月4日~5日に滋賀県高島市で行なわれた第2戦は、沢田時がXCC、XCOともに制する。女子は石田唯が連勝。
XCO男子エリート
1 沢田 時/宇都宮ブリッツェン 1:21:07.69
2 平林安里/TEAM SCOTT CHAOYANG TERRA SYSTEM +25.37
3 竹内 遼/MERIDA BIKING TEAM +2:04.43
XCO女子エリート
1 石田 唯/TRKWorks 1:18:02.27
2 渡部春雅/明治大学 +9:48:96
3 竹村舞葉/AX MTB team elite +10:35:80
<参考>MTBリーグ公式サイト