ジロ・デ・イタリア2024 個人TTの第14ステージはガンナが3年ぶりで区間優勝

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イタリアで開催中の第107回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月18日にカスティリオーネ・デッレ・スティヴィエレからデゼンツァーノ・デル・ガルダまでの31.2kmで個人タイムトライアルの第14ステージを競い、イタリアTTチャンピオンのフィリッポ・ガンナ(イネオス・グレナディアズ)が、3年ぶり6度目の区間優勝を果たした。
 

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イタリアTTチャンピオンのガンナが3年ぶり6度目の区間優勝を果たした (photo : LaPresse)

 
区間2位には29秒差で総合リーダーのマリア・ローザを着たスロベニアチャンピオンのタデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)が入り、総合でのタイム差を広げた。区間3位は1分7秒差でオランダのティメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアズ)だった。
 

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ポガチャルがマリア・ローザを守ってクイーンステージを迎える (photo : LaPresse)

 
第14ステージは152選手が出走。ドイツのフィル・バウハウス(バーレーン・ヴィクトリアス)とスロベニアのルカ・メズゲッツ(チーム ジェイコ・アルウラー)がスタートしなかった。56番目に走ってトップタイムを出したガンナは、マリア・ローザのポガチャルがゴールするまで、ホットシートで2時間以上待たなければならなかった。

最終走者のポガチャルは、7.8kmの第1計測地点をガンナより4秒速いタイムで通過した。今大会第7ステージの個人タイムトライアルでポガチャルに惜敗していたガンナの表情は曇った。しかし、その後ポガチャルは失速し、23.2kmの第2計測地点ではガンナよりも10秒遅れていた。結局ポガチャルは29秒遅いタイムでゴールし、3年ぶりの区間優勝をやっと手に入れたガンナに笑顔が戻った。

区間2位でレースを終えたポガチャルは、このステージで総合2位に浮上した英国のゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアズ)に3分41秒という大差を付けて週末のクイーンステージを迎える事になった。
 

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ポガチャルは区間2位でレースを終えたが、総合のライバルたちにはさらなるタイム差を付ける事ができた (photo : LaPresse)

 
■3年ぶり6度目の区間優勝を果たしたイタリアTTチャンピオンのガンナ
「今日はとても苦しんだ。ボクの得意分野であるタイムトライアルは、ジョナタン・ミランの得意分野のような物とは異なる。彼は70秒間苦しんで、フィニッシュラインを越えてしまえば自分が勝者なのかどうかを知る。でもボクの場合は…2時間も待たなければならず、それはすごいストレスだ。

最後にボクは感動した。ここはイタリアだし、特にこの場所はガルダ湖とモンティキアーリ・ヴェロドロームに近く、ボクにとっては第2の自宅で、その瞬間が非常に強烈なものになるからだ。ジロで6回目の個人タイムトライアル優勝を得られたのは素晴らしいし、今日はチームとしていも総合成績で良い結果を出せた。明日はとても激しいステージになるだろうし、最終週はずっと戦い続ける事になるだろう」
 

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ガンナがジロで6度目の個人タイムトライアルを制した (photo : LaPresse)

 
■第14ステージ結果

[5月18日/カスティリオーネ・デッレ・スティヴィエレ~デゼンツァーノ・デル・ガルダ/31.2 km(個人TT)]
1. GANNA Filippo (INEOS GRENADIERS / ITA) 35:02
2. POGAČAR Tadej (UAE TEAM EMIRATES / SLO) +0:29
3. ARENSMAN Thymen ((INEOS GRENADIERS / NED) +1:07
4. THOMAS Geraint (INEOS GRENADIERS / GBR) +1:14
5. PLAPP Lucas (TEAM JAYCO ALULA / AUS) +1:18
6. TIBERI Antonio (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA) +1:19
7. O’CONNOR Ben (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / AUS) +1:25
8. FOSS Tobias Svendsen (INEOS GRENADIERS / NOR) +1:26
9. BJERG Mikkel Norsgaard (UAE TEAM EMIRATES / DEN) +1:28
10. AFFINI Edoardo (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / ITA) +1:30
14. MARTINEZ POVEDA Daniel Felipe (BORA – HANSGROHE / COL) +1:45
40. BARDET Romain (TEAM DSM-FIRMENICH POSTNL / FRA) +3:24

■第14ステージ後の総合成績(マリア・ローザ)
1. POGAČAR Tadej (UAE TEAM EMIRATES / SLO) 50:00:09
2. THOMAS Geraint (INEOS GRENADIERS / GBR) +3:41
3. MARTINEZ POVEDA Daniel Felipe (BORA – HANSGROHE / COL) +3:56
4. O’CONNOR Ben (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / AUS) +4:35
5. TIBERI Antonio (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA) +5:17
6. ARENSMAN Thymen ((INEOS GRENADIERS / NED) +6:30
7. ZANA Filippo (TEAM JAYCO ALULA / ITA) +7:26
8. BARDET Romain (TEAM DSM-FIRMENICH POSTNL / FRA) +7:52
9. FORTUNATO Lorenzo (ASTANA QAZAQSTAN TEAM / ITA) +8:40
10. BAUDIN Alex (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) +8:56

[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ): MILAN Jonathan (LIDL-TREK / ITA)
■山岳賞(マリア・アッズーラ): POGAČAR Tadej (UAE TEAM EMIRATES / SLO)
■新人賞(マリア・ビアンカ): TIBERI Antonio (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA)
 

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●第15ステージのコースプロフィール (MAP : RCS Sport)

 

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(photo : LaPresse)

 

ジロ・デ・イタリア公式サイト

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