ツアー・オブ・ジャパン2024 第2ステージ(京都)はマルチェッリが集団スプリントを制して優勝

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5月20日(月)に行われたツアー・オブ・ジャパン2024 第2ステージ(JPF京都ステージ)は、普賢寺ふれいあいの駅をスタート。バレード走行のあと、けいはんなプラザ周回コースを6周する103.6kmで競われ、マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)が集団ゴールスプリントを制し優勝した。

総合リーダーのグリーンジャージを着るマックス・ウォーカー(アスタナ カザクスタン ディベロップメントチーム)は2位に⼊り、総合首位をキープ。マルチェッリはこの⽇を終えてポイント賞リーダーの座につき、⼭岳賞は逃げに⼊った中井唯晶(シマノレーシング)が獲得している。

ツアー・オブ・ジャパン 2024 第1ステージ

© Tour of Japan

 

JPF京都ステージには今⼤会初めて⼭岳ポイントが設定され、⼭岳賞争いも加熱した。1周⽬にライアン・カバナ(キナンレーシングチーム)がアタックし⾶び出すと、同周回完了時には中井唯晶(シマノレーシング)、武⼭晃輔(宇都宮ブリッツェン)、コンフォブ・ティマチャイ(ルージャイインシュアランス)の3人が追いつき先頭グループを形成。アスタナ カザフスタン ディベロップメントチームと JCL TEAM UKYO がコントールする集団はこの4人との差を終始1分〜2分に抑え込む。

2周⽬と4周⽬に設定されたスプリントポイントはいずれもカバナが先頭通過。合計で6秒のボーナスタイムを獲得している。3周⽬と5周⽬に設定される⼭岳賞は中井がふたつとも先頭通過し、この⽇を終えての⼭岳賞を決定づけた。

最終周回の⼭岳ポイントで逃げていた4人がメイン集団に飲み込まれると、集団のままフィニッシュ地点のけいはんなプラザへとやってくる。残り1km地点でアタックしたウォーカーが後続に差をつけたが、フィニッシュラインまで残り 50mのところでマルチェッリが逆転。混戦の集団スプリントを制した。

ステージ2位に⼊ったウォーカーはボーナスタイムを加算し総合リーダージャージをキープ。この⽇繰り上げでポイント賞ジャージを着ていたマルチェッリはポイント賞のトップに⽴った。新⼈賞はステージ5位の寺⽥吉騎(シマノレーシング)がキープしている。

ツアー・オブ・ジャパン 2024 第1ステージ

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ツアー・オブ・ジャパン2024 第2ステージ(JPF京都ステージ)リザルト

1. マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)2時間41分13秒

2. マックス・ウォーカー(アスタナ カザクスタン ディベロップメント チーム)+0

3. 今村 駿介(日本ナショナルチーム)+0

4. 草場 啓吾(愛三工業レーシングチーム)+0

5. 寺田 吉騎(シマノレーシング)+0

6. 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)+0

7. クドゥス・メルハウィ・ゲブレメディン(トレンガヌ サイクリング チーム)+0

8. ザッカリー・マリッジ(チーム ブリッジレーン)+0

9. ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)+0

10. サミュエル・ジェンナ(チーム ブリッジレーン)+0

 

ウォーカーのコメント:
「ジャージをキープするためには今⽇のステージで3位以内に⼊る必要があると考えていました。総合で8秒差の何人かにはスプリント⼒があり、今⽇のコースで上位に来ることが想定されたからです。今⽇何周回かしているうちにコーナーリングの優位性を感じたので、残り1kmでアタックを仕掛けました。残念ながらフィニッシュラインが50m遠かったですね。それでもジャージを守ることができて嬉しく思います。」

 

個人総合時間賞
1. マックス・ウォーカー(アスタナ カザクスタン ディベロップメント チーム)2時間44分15秒
2. マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)+0:04
3. ライアン・カバナ(キナンレーシングチーム)+0:10

ツアー・オブ・ジャパン 2024 第1ステージ

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ポイント賞
マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)

「マックス(・ウォーカー)が⾶び出したときは強⼒で追いつけないと思いました。それまでの周回でラスト数百メートルが向かい⾵かつ少し登っていることはわかっていたので、最後までタイミングを待ち、ホワイトジャージの選⼿を追いかけるようにスプリント。マックスの勢いが落ちたおかげで追いついて勝つことができました。今⽇は繰り上げのポイント賞ジャージでしたが、これで⾃分のものとして着ることができるので本当に嬉しいです。」

ツアー・オブ・ジャパン 2024 第1ステージ

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山岳賞
中井 唯晶(シマノレーシング)

「去年のこのステージで⼭岳賞が取れなかったのでリベンジを狙っていました。逃げのグループではお互いの利害が⼀致していました。寺⽥選⼿が新⼈賞ジャージを着ていて、チームに勢いがあります。明⽇のいなべステージは厳しい登坂のイナベルグがありますが、積極的に逃げてジャージを守れるように頑張りたいです。」

ツアー・オブ・ジャパン 2024 第1ステージ

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新人賞
寺田 吉騎(シマノレーシング)

「残り1kmでマックス選⼿が5秒くらい先⾏していましたが、その後ろの集団の4番⼿で最終コーナーに⼊ってスプリントを開始しました。残り250mから全開でもがくしかなく、最後は今村選⼿、マルチェッリ選⼿、草場選⼿にまくられて5位でした。チームはいい形を作ってくれましたが、最後は⼒の差が出ました。」

ツアー・オブ・ジャパン 2024 第1ステージ

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団体総合時間賞
アスタナ カザクスタン ディベロップメント チーム

ツアー・オブ・ジャパン 2024 第1ステージ

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ツアー・オブ・ジャパン2024 第2ステージ(JPF京都ステージ)

開催日:2024年5月20日(月)9:45〜

開催地:京都府京⽥辺市、相楽郡精華町

コース:普賢寺ふれいあいの駅→けいはんなプラザ周回コース 103.6km(パレード 6.6km + 2.8km + 16.8km × 6周= 103.6km)、獲得標高1,836m

天候:晴れ、25℃

来場者数:46,000⼈

 

 

ツアー・オブ・ジャパン2024 開催概要

大会名称: Tour of Japan2024(UCI Asia Tour Class2.2)

期日: 2024年5月19日(日)~5月26日(日)

会場: 堺~京都~いなべ~美濃~信州飯田~富士山~相模原~東京

出場チーム数: 16チーム(海外チーム6チーム、国内9チーム、大学チーム1チーム)

総走行距離: 769.5km、総獲得標高: 11,419m

主催: 自転車月間推進協議会

主管: ツアー・オブ・ジャパン組織委員会

競技主管: 公益財団法人 日本自転車競技連盟

▪️ツアー・オブ・ジャパン公式サイト
https://www.toj.co.jp

▪️YouTubeツアー・オブ・ジャパン公式チャンネル『BPAJ ch』で全レース映像をライブ配信!
https://www.youtube.com/@BPAJch