ツアー・オブ・ジャパン 2024 第4ステージ(美濃)はラドマンが逃げ切り優勝
ツアー・オブ・ジャパン 2024 第4ステージ(美濃ステージ)が2024年5月22日(水)、“うだつの上がる街並み”の旧今井家住宅前をスタートし美濃和紙の里会館前周回コースを6周する137.3kmで行われ、ジョシュア・ラドマン(セント パイラン)、山本哲央(日本ナショナルチーム)の2⼈が逃げ切り、ラドマンがスプリントを制して優勝した。 個⼈総合時間賞はジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)が守った。
第4ステージ(美濃ステージ)は、逃げが決まらないまま迎えた1周⽬完了時の中間スプリントポイントは寺⽥吉騎(シマノレーシング)が先頭通過。ポイントとボーナスタイムを稼ぐ。
2周⽬に設定された⼭岳ポイントは集団から⾶び出した中井唯晶(シマノレーシング)、モハマド・ヌル・アイマン・モフド・ザリフ(トレンガヌサイクリングチーム)、ジョシュア・ラドマン(セント パイラン)、⼭本哲央(⽇本ナショナルチーム)の4人の争いになり、⼭岳賞ジャージを着る中井が先頭通過しポイントを加算。この4人がそのまま逃げグループを形成する。
3周回⽬完了時のスプリントポイントは中井が先頭通過。4周⽬に設定された2回⽬の⼭岳ポイントも中井が先頭で通過し、⼭岳賞トップの座をさらに確固たるものにする。5周⽬完了時のスプリントポイントはラドマンが先頭で通過し最終周回へ。
4人の逃げは、最終周回で⼭本とラドマンの2人に絞り込まれたが、メイン集団は彼らを捕まえることができなかった。ラドマンがマッチスプリントを制してステージ優勝。集団内でフィニッシュしたジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)がグリーンジャージを守り、ステージ5位の寺⽥が新たにブルージャージを獲得した。
ツアー・オブ・ジャパン 2024 第4ステージ(美濃ステージ)
1. ジョシュア・ラドマン(セント パイラン)3時間6分21秒
2. 山本 哲央(日本ナショナルチーム)+0
3. 窪木 一茂(日本ナショナルチーム)+0:29
4. リース・ブリットン(セント パイラン)+0:29
5. 寺田 吉騎(シマノレーシング)+0:29
6. マッテオ・マルチェッリ(JCL TEAM UKYO)+0:29
7. レイモンド・クレダー(キナンレーシングチーム)+0:29
8. 橋本 英也(日本ナショナルチーム)+0:29
9. 今村 駿介(日本ナショナルチーム)+0:29
10. モハンマド・ヌル・アイマン・ロスリ(トレンガヌ サイクリング チーム)+0:29
ステージ優勝したラドマンのコメント︓
「今⽇はシートポストにトラブルがあって2度追⾛することになったけれど、総合上位の選⼿が逃げグループにいないので逃げ切りのチャンスがあると思っていました。フィニッシュまであと20分のところでギャップを確認して、最後の数分で逃げ切りを確信しました。⽇本は伝統的に強いスプリンターがいるので最後は不安になりましたが、上りでは僕の⽅が⾜があったので、最後のスプリントも⻑距離で仕掛けました。逃げに乗るのが好きなので、この⽅向性で将来は逃げのスペシャリスト、クラシックライダーになりたいと思っています。」
個人総合時間賞
1. ジョバンニ・カルボーニ(JCL TEAM UKYO)9時間1分59秒
2. アナトリー・ブディアク(トレンガヌ サイクリング チーム)+0:15
3. カーター・ベトルス(ルージャイ インシュアランス)+0:18
「とても速く、チームとしてはコントロールする必要のあったステージでした。我々は総合成績を狙うため、明⽇もまた集団をコントロールして、安全にクリアしたいと思う。」
ポイント賞
寺田 吉騎(シマノレーシング)
「ポイント賞で1位の選⼿(カルボーニ)と13ポイント、2位のマルチェッリ選⼿とは5ポイント差だったので、中間スプリントを獲り、かつフィニッシュでマルチェッリ選⼿に先着できればポイント賞リーダーになれることを想定したうえで、今⽇は計画通りにすべて進みました。最初に出来かけた逃げも⼊部さんが差を埋めてくれたおかげで、⾃分が先頭で中間スプリントを獲れたんです。良い⼀⽇になりました。」
山岳賞
中井 唯晶(シマノレーシング)
「1回⽬のスプリントポイントを寺⽥選⼿が獲ってくれて、そのあとうまく⾃分が逃げに乗ることができました。今⽇は⼀緒に逃げたメンバーが最後まで逃げ切りましたが、悔しいので僕が集団に戻ったから逃げ切れたのだと思うことにします(笑)。明⽇の信州飯⽥ステージは⼭岳が厳しいですが、⼀回でも先頭通過できれば最終的な⼭岳賞が⾒えてくると思います。」
新人賞
ザッカリー・マリッジ(チームブリッジレーン)
「昨⽇よりはリラックスして⾛れました。とはいえスプリントに向けてレースの序盤から激しくて落ち着かない展開になり、タフでハードでした。今⽇でレースは折り返しですが、富⼠⼭や他のタフなステージが残っているので、厳しさで⾔えば全く半分にも達していないと思います。」
チーム総合成績
JCL TEAM UKYO
ツアー・オブ・ジャパン 2024 -美濃ステージ
開催日:2024年5月22日(水)9:15〜
開催地:岐阜県美濃市
コース:旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
<パレード 4.0km> + <11.3km + 21.0km × 6周= 137.3km>
獲得標高= 1,218m
天候:曇り、20℃
来場者数:22,000⼈
ツアー・オブ・ジャパン2024 開催概要
大会名称: Tour of Japan2024(UCI Asia Tour Class2.2)
期日: 2024年5月19日(日)~5月26日(日)
会場: 堺~京都~いなべ~美濃~信州飯田~富士山~相模原~東京
出場チーム数: 16チーム(海外チーム6チーム、国内9チーム、大学チーム1チーム)
総走行距離: 769.5km、総獲得標高: 11,419m
主催: 自転車月間推進協議会
主管: ツアー・オブ・ジャパン組織委員会
競技主管: 公益財団法人 日本自転車競技連盟
▪️ツアー・オブ・ジャパン公式サイト
https://www.toj.co.jp
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https://www.youtube.com/@BPAJch