クリテリウム・デュ・ドーフィネ2024 第3ステージはジーが区間初優勝して総合首位

  • photo A.S.O. /Billy Ceusters / ©SprintCycling

フランスで開催中の第76回クリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)は、6月4日にセル・シュル・デュロールからカテゴリー3のレ・ゼスターブル頂上までの181.7kmで丘越え区間の第3ステージを競い、カナダのデレク・ジー(イスラエル・プルミエテック)が地元フランスのロマン・グレゴワール(グルパマ・FDJ)をゴールスプリントで打ち負かし、ワールドツアー初優勝となる区間初優勝を果たした。
 

Dauphine

昨年のジロで区間2位に4回なったジーが遂に大きな勝利を手に入れた (©SprintCycling)

 
ジーは昨年のジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)で区間2位に4回なって一躍有名になり、最優秀敢闘賞を獲得した選手だった。彼は後続に3秒差を付け、区間1位で10秒のボーナスタイムも獲得したため、総合首位に立ってマイヨ・ジョーヌも手中に収めた。

第3ステージはゴールまで残り2.6kmで逃げグループが吸収され、大きな集団で最後のレ・ゼスターブルを上り続けた。誰も攻撃を仕掛けないまま残り1kmのフラム・ルージュを通過した後、最初にアタックしたのはジーのチームメイトであるクリッツ・ネイランズ(イスラエル・プルミエテック)だった。

残り500mでネイランズが吸収された直後にジーが飛び出したが、直ぐにグレゴワールが彼を追い越した。グレゴワールはそのまま先頭を走り続けたが、後方に付いていたジーが残り100mで飛び出し、区間優勝とマイヨ・ジョーヌの両方を獲得した。ゴールでは彼の婚約者が待ち受けていた。

6月5日は34.4kmの平坦コースで個人タイムトライアルが行われる。
 

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区間初優勝したジーが総合リーダーになった (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
■ワールドツアー初優勝となる区間初優勝を果たしたジーのコメント
「とても特別で、これまでの競技人生で最大のものだ。ボクはこれをそのまま受け止める。大勝利だ。どれほど嬉しいかは言い表せない。その大部分はチームのおかげだ。ネイランズは残り1kmで一撃を与え、彼が戻って来た時に、後ろでチームメイトたちが、例え出来なかったとしても、挑戦しなければならないと叫んだ。そして今日はそれが報われた。

ゴールでうまくいったのは幸運だった。もっと長ければ、グレゴワールはボクを追い越しただろう。フィニッシュラインが近づき、ちょうど1人の選手がボクに追い抜かれるのを待っている時、フラッシュバックが起こった。絶対に追い抜きたいと思ったよ」

 
■第3ステージ結果

[6月4日/セル・シュル・デュロール~レ・ゼスターブル/181.7km]
1. DEREK GEE (ISRAEL – PREMIER TECH / CAN) 04h 22′ 18”
2. ROMAIN GREGOIRE (GROUPAMA-FDJ / FRA)
3. LUKAS NERURKAR (EF EDUCATION – EASYPOST / GBR) + 00′ 03”
4. GIULIO CICCONE (LIDL-TREK / ITA) + 00′ 03”
5. HAROLD TEJADA CANACUE (ASTANA QAZAQSTAN TEAM / COL) + 00′ 03”
6. SANTIAGO BUITRAGO (BAHRAIN VICTORIOUS / COL) + 00′ 03”
7. ALEKSANDR VLASOV (BORA – HANSGROHE / RUS) + 00′ 03”
8. CLÉMENT CHAMPOUSSIN (ARKEA-B&B HOTELS / FRA) + 00′ 03”
9. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 00′ 03”
10. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE / SOL) + 00′ 03”
21. MAGNUS CORT NIELSEN (UNO-X MOBILITY / DEN) + 00′ 03”

■第3ステージ後の総合成績
1. DEREK GEE (ISRAEL – PREMIER TECH / CAN) 11h 45′ 20”
2. MAGNUS CORT NIELSEN (UNO-X MOBILITY / DEN) + 00′ 03”
3. ROMAIN GREGOIRE (GROUPAMA-FDJ / FRA) + 00′ 04’’
4. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE /SLO) + 00′ 07’’
5. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 00′ 09’’
6. LUKAS NERURKAR (EF EDUCATION – EASYPOST / GBR) + 00′ 09’’
7. BRUNO ARMIRAIL (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) + 00′ 11’’
8. CLÉMENT CHAMPOUSSIN (ARKEA-B&B HOTELS / FRA) +0:10
9. GIULIO CICCONE (LIDL-TREK / ITA) + 00′ 03”
10. CARLOS RODRIGUEZ (INEOS GRENADIERS / ESP) + 00′ 13”
 

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(photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 

クリテリウム・デュ・ドーフィネ 公式サイト

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