クリテリウム・デュ・ドーフィネ2024 個人TTの第4ステージはエヴェネプールが制して総合首位

  • photo A.S.O. /Billy Ceusters / ©Soudal Quick-Step©Dario Belingheri /Getty Images

フランスで開催中の第76回クリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)は、6月5日にサン・ジェルマン・ラヴァルからヌリーズまでの34.4kmで個人タイムトライアル区間の第4ステージを競い、TT世界チャンピオンのレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ/ベルギー)が区間初優勝して総合首位に立った。
 

Dauphiné

バスクの落車から復帰したTT世界チャンピオンのエヴェネプールが区間初優勝した (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
区間2位は17秒差でヨーロッパTTチャンピオンのジョシュア・ターリング(イネオス・グレナディアズ/英国)、3位は39秒差でスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ボーラ・ハンスグローエ)だった。

エヴェネプールは今年4月のイツリア・バスク・カントリー(UCIワールドツアー)で、デンマークのヨーナス・ヴィンゲゴー(チーム ヴィスマ・リースアバイク)やオーストラリアのジェイ・ヴァイン(UAEチーム・エミレーツ)と共に落車し、右の肩甲骨と鎖骨を骨折して2カ月間競技から離れ、今大会が復帰レースだった。

■復帰レースで区間初優勝したエヴェネプールのコメント
「期待した以上にうまく行った。まだ理想的とは言えないが、本当に良い脚を持っていて、途中でちょっと苦戦したが、何とかうまくゴールできて、それが勝つには最も重要だった。自信のためにも将来のためにも良かった。既に勝てたのは素晴らしいし、残りのレース日も日々取り組むが、今はとても満足している。

全ては最後の3ステージの脚次第だ。3つの非常に厳しいステージの前に、調子がどうなるのかまだ分からない。これ(TTでの勝利)は最終的な勝利には関係がない。ある日調子が悪くなっても、それはそれで構わない。このレベルで走れる事で既に驚いている。初めてマイヨ・ジョーヌを着るのは素晴らしい。それはパリ〜ニースの目標だったが、叶わなかった。これは1カ月間の努力と苦労に対するご褒美だ。明日は自分の日をエンジョイするよ」
 

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TT区間を制したエヴェネプールが総合首位に立ち、マイヨ・ジョーヌを獲得した (photo : ©Soudal Quick-Step©Dario Belingheri /Getty Images)

 
■第4ステージ結果

[6月5日/サン・ジェルマン・ラヴァル~ヌリーズ/34.4km]
1. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) 41′ 49”
2. JOSHUA TARLING (INEOS GRENADIERS / GBR) + 00′ 17”
3. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE /SLO) + 00′ 39”
4. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 01′ 08”
5. OIER LAZKANO (MOVISTAR TEAM / ESP) + 01′ 21”
6. DEREK GEE (ISRAEL – PREMIER TECH / CAN) + 01′ 24”
7. NEILSON POWLESS (EF EDUCATION – EASYPOST / USA) + 01′ 25”
8. BRUNO ARMIRAIL (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) + 01′ 27”
9. JUAN AYUSO (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 01′ 27”
10. TAO GEOGHEGAN HART (LIDL-TREK / GBR) + 01′ 39”

■第4ステージ後の総合成績
1. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) 12h 27′ 22”
2. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE /SLO) + 00′ 33’’
3. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 01′ 04’’
4. DEREK GEE (ISRAEL – PREMIER TECH / CAN) + 01′ 11’’
5. OIER LAZKANO (MOVISTAR TEAM / ESP) + 01′ 21”
6. BRUNO ARMIRAIL (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) + 01′ 25’’
7. NEILSON POWLESS (EF EDUCATION – EASYPOST / USA) + 01′ 25”
8. JUAN AYUSO (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 01′ 27”
9. TAO GEOGHEGAN HART (LIDL-TREK / GBR) + 01′ 39”
10. CARLOS RODRIGUEZ (INEOS GRENADIERS / ESP) + 01’ 41”

クリテリウム・デュ・ドーフィネ 公式サイト

J SPORTS クリテリウム・デュ・ドーフィネ特設サイト

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