クリテリウム・デュ・ドーフィネ2024 第5ステージは落車事故でニュートラル

  • photo A.S.O. /Billy Ceusters / ©SprintCycling

フランスで開催中の第76回クリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)は、6月6日にアンプピュイからサン・プリエストまでの167kmで丘越え区間の第5ステージを競ったが、ゴールまで残り21kmの下り坂で大規模な落車事故が発生し、レースはニュートラルとなって区間優勝もタイム計測もキャンセルされた。
 

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第5ステージは落車事故の影響でニュートラルになり、タイムは計測されなかった (©SprintCycling)

 
事故当時、先頭では山岳賞ジャージを着たフランスのマティス・ルベール(アルケア・B&Bホテルズ)とオーストリアのトビアス・バイエル(アルペシン・ドゥクーニンク)が1分ほどのタイム差を付けて逃げていた。
 

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雨の中を逃げ続けた山岳賞のルベールとバイエルだったが、ステージがニュートラルになり、優勝を目指せなくなってしまった (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
集団では雨で滑りやすくなった路面の影響で落車が続いた後、ゴールまで残り21km地点の下り坂で大規模な落車事故が発生し、総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着たレムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ/ベルギー)やスロベニアのプリモシュ・ログリッチ(ボーラ・ハンスグローエ)といった総合を争う有力選手たちが巻き込まれてしまった。

この落車事故で、スティーフェン・クラウスウェイク(チーム ヴィスマ・リースアバイク)とディラン・ファンバールレ(チーム ヴィスマ・リースアバイク)がレースを棄権した。相次ぐ落車事故でメディカル・サポートが足りなくなったため、主催者はこのステージをニュートラルとし、タイム計測は行われず、区間優勝も争われなかった。

集団はサイクリングでゴールのサン・プリエストまで走り、総合成績と敢闘賞の表彰式だけが行われた。この日の敢闘賞は、区間優勝に挑戦できなかったルベールとバイエルの2人に与えられた。

レキップ紙のインタビューで、落車事故を集団後方のオフィシャルカーで目撃したコースディレクターのティエリー・グブヌーは、少なくとも50人ほどの選手がこの落車に巻き込まれたと話していた。
 

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事故当時、逃げ続けていたバイエル(左)とルベールがこの日の敢闘賞を受賞した (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
■第5ステージ結果

[6月6日/アンプピュイ~サン・プリエスト/167km]
※ニュートラル※

■第5ステージ後の総合成績
1. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) 12h 27′ 22”
2. PRIMOZ ROGLIC (BORA – HANSGROHE /SLO) + 00′ 33’’
3. MATTEO JORGENSON (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / USA) + 01′ 04’’
4. DEREK GEE (ISRAEL – PREMIER TECH / CAN) + 01′ 11’’
5. OIER LAZKANO (MOVISTAR TEAM / ESP) + 01′ 21”
6. BRUNO ARMIRAIL (DECATHLON AG2R LA MONDIALE TEAM / FRA) + 01′ 25’’
7. NEILSON POWLESS (EF EDUCATION – EASYPOST / USA) + 01′ 25”
8. JUAN AYUSO (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 01′ 27”
9. TAO GEOGHEGAN HART (LIDL-TREK / GBR) + 01′ 39”
10. CARLOS RODRIGUEZ (INEOS GRENADIERS / ESP) + 01’ 41”
 

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マイヨ・ジョーヌのエヴェネプールも落車したが、幸い大きな怪我はなかった (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 

クリテリウム・デュ・ドーフィネ 公式サイト

J SPORTS クリテリウム・デュ・ドーフィネ特設サイト

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