現在カザフスタン・アルマトイで開催中の2024UCIアジア選手権ロードレース大会。6月9日に行われた個人タイムトライアルに新城幸也が出場した。

コースは往復20kmの直線的コースを2周回する40km。じわじわと気温が上がり乾燥した気候の中、新城は19人中17番手でのスタート。2周目に入ると風が強まり、ラスト10kmの区間では時折突風が吹いてバイクが大きく振られるアクシデントもあったが、何とかバランスを立て直して走行。

35℃という厳しい暑さと乾燥した気候の中、最後まで力を出し尽くし、3位、銅メダルを獲得した。

銅メダルを獲得した新城　Photo：JCF

表彰台での新城　Photo：JCF

新城幸也のコメント：

「終わってみれば、あっという間の40kmだった。ほぼ平坦なコースだったので、3位の僕でもアベレージスピード46km/hだった。Uターンのところしか一休み出来るところはなく、常に踏んでいかなければならなかったが、それが良かったと思う。

コーチ（ミカエル・バルトリ）が事前に立てたペースで走りきる事が出来たのも、この結果に繋がった。後ろからスタートしてきた、去年の優勝者（この日の優勝者）に13km地点だったと思うが、追い付かれた。これで優勝は難しいと悟ったんだが、気持ちを切り替えて、マイペースで踏み続けた。

折り返して、2周目に入った時点でチームカーから暫定3位と聞いていたので、そこからはタイムを失わないようにメーターと、にらめっこして耐えた。

このチャンスを与えてもらったので、最低限の表彰台に上がれて良かった。ジーノ（メーダー）が背中を押してくれたかな！

1、2位のカザフスタンとは差が大きいが、これが今の実力どおりの結果だと思う。調子が良いことが確認できたので、ロードレースに気持ちを切り替えて水曜日のロードレースも頑張りたい！」

新城は12日、大会最終日の種目、ロードレースに出場する。

第43回UCIアジア選手権ロードレース

The 43nd Asian Road Cycling Championships

日程：2024年6月05日(水)～2023年6月12日(水)

場所：カザフスタン・アルマトイ

日本自転車競技連盟（JCF）第43回UCIアジア選手権ロードレース／第30回UCIアジア選手権ジュニアロードレース派遣選手団