2024UCIアジア選手権・男子エリートロードレース 山本5位、新城13位、小石15位

6月12日、カザフスタン・アルマトイで開催されたアジア選手権ロードレース大会に、日本代表チームとして新城幸也(バーレーン ヴィクトリアス)、山本大喜(JCLチーム右京)、小石祐馬(JCLチーム右京)が出場した。

2024UCIアジア選手権・ロードレース

日本代表チームメンバー:新城幸也、山本大喜、小石祐馬 Photo:LindaLoves

 

コースはスタートから周回コースまで4.5kmのライン区間を経て、1周12.8kmを11周回した後、フィニッシュまで5.7kmの151km。今回のアジア選手権での連日の猛暑に比べると気温は下がったものの、終始晴れ間が続き真夏日の中でのレースとなった。

前半から激しいアタック合戦が続くなか、日本チームは落ち着いて対応しながらレースを進める。最終11周目、小石とカザフスタンの選手、2人での逃げが形成され、後続は山本と新城が含まれた20人ほどのメイン集団が30秒ほどのタイム差で周回を終えラスト5.7kmへ。

惜しくも残り400mで小石が集団に吸収され、集団スプリントに持ち込まれると、残り300mで新城が先頭で山本をリードアウト、スプリントを託す。

集団スプリントの結果、日本チームは山本が5位、新城が13位、小石が15位でレースを終えた。メダルには届かなかったが、3人での参加だった日本チームはそれぞれがベストを尽くしたと言える結果となった。

2024UCIアジア選手権・ロードレース

冷静に補給を受け取り選別する新城 Photo:LindaLoves

 

新城幸也のコメント:

「今日は最高のリザルトを残すことはできなかった。アジア選手権らしく、アタック合戦がずっと続いたが3人でうまく対応出来た。去年のアジア選手権で一緒に走った経験もプラスだった。

残り30kmぐらいから、小石がカザフスタン選手と2人で逃げてくれて、後ろの集団では常にアタックがかかったり、停まったりしながら、人数を減らしながらレースは進んでいたので、小石の逃げ切りを期待して集団を抑えていたが、残り300mで捕まってしまい、スプリント勝負となってしまった。

自分が先行して山本のスプリントで挑んだが、表彰台を獲得することは出来なかった。結果には繋がらないが、3人全員が先頭集団にいたことはチームワークがしっかりしていたからだと思う。また、アジアチャンピオン獲得は来年に持ち越しになった。」

新城の次のレースは、6月21日(金)に日本サイクルスポーツセンターで開催される2024全日本選手権個人タイムトライアル、23日(日)の2024全日本選手権ロードレースとなる。

 

第43回UCIアジア選手権ロードレース

The 43nd Asian Road Cycling Championships

日程:2024年6月05日(水)~2023年6月12日(水)

場所:カザフスタン・アルマトイ

日本自転車競技連盟(JCF)第43回UCIアジア選手権ロードレース/第30回UCIアジア選手権ジュニアロードレース派遣選手団