トタル・ディレクトエネルジーがジロ・デ・イタリア2020の参加を辞退
フランスのトタル・ディレクトエネルジーは、2019年シーズン終了時のUCIワールドランキングでUCIプロコンチネンタルチームとして最上位になり、UCIの新ルールで2020年シーズンの全てのUCIワールドツアーのレース(全36戦)への参加資格を取得した。
しかし、新ルールで招待を受けたUCIプロコンチネンタルチームに参加義務はない為、トタル・ディレクトエネルジーは12月5日に、UCIワールドツアーの1戦であるジロ・デ・イタリアには参加しないと正式に発表した。
チームリリースによれば、来シーズンのトタル・ディレクトエネルジーは24人編成で、全ての主要レースを競うことは不可能だというのが辞退の理由だ。「10月の最終ランキングでトップになったのは喜ばしいことだったが、すでに来季のリクルートはほぼ終了していて、それを調整するのに十分な時間はなかった」と、チームマネージャーのジャンルネ・ベルノドーは説明している。
新ルールで招待を受けたUCIプロコンチネンタルチームが辞退した場合、その招待枠は主催者に戻されることになっており、ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトは、主催者招待枠(ワイルドカード)で3チームを招待できることになった。
イタリアでは、昨シーズンまでチクリズモ・カップで優勝したチーム、もしくは最上位のUCIプロコンチネンタルチームが翌年のジロに招待されていたが、UCIのルール変更で主催者招待枠が減ってしまった為、この特別ルールは廃止されている。
来年のジロは5月9日に中欧のハンガリーで開幕する。主催者招待チームは例年1月に発表されている。
🆕🇮🇹
Officiel : Le Team Total Direct Energie n'ira pas au Giro en 2020. Les explications 👇#AllezTotalDirectEnergie
— Team TotalEnergies (@TeamTotalEnrg) December 5, 2019