2024全日本選手権個人TT、パラ速報 男子エリートは金子が優勝
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2024全日本自転車競技選手権ロードレース1日目は個人タイムトライアルだ。静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター5kmサーキットを逆回り(右回り)にして競われた。
男子U23
まずは男子U23が5周25km、出走19人が2ウエーブに分かれてスタート。関東地方は本日梅雨入りし、レース開始を待っていたかのように雨脚が強まった。
第2ウエーブの鎌田晃輝(JCL TEAM UKYO)が8分を切るラップで周回を重ね、寺田吉騎(シマノレーシング)がそれを追うが追いつかない。5周回で39分56秒でU23男子のTTチャンピオンとなった。雨天ということを考えると、驚異的な走りと言っていい。
男子U23結果(25km)
1. 鎌田 晃輝(JCL TEAM UKYO)39:56.46
2. 寺田 吉騎(シマノレーシング)+00:32.19
3. 林原 聖真(明治大学)+01:15.12
女子エリート+女子U23
続いて女子エリートとU23合わせて5人の選手が5周25kmで競った。
石田唯(早稲田大学)と渡部春雅(明治大学)が5秒という僅差で最終周回に入ったが、最終周回で差が開き、石田が49分30秒でフィニッシュ、U23のチャンピオンとなった。渡部は17秒差で2位。大堀博美(イナーメ信濃山形)が52分05秒でエリート女子のチャンピオンとなった。
女子エリート+女子U23結果(25km)
1. 石田 唯(早稲田大学/U23)49:30.94
2. 渡部 春雅(明治大学/U23)+00:17.21
3. 大堀 博美(イナーメ信濃山形)+02:34.78
パラサイクリング
パラサイクリングはMC1とWC2、3、MT2、MH2が悪天候のためそれぞれ周回数を1周減らして1周5km、MC2〜5、MH3と5が2周10kmで争われた。
MC1は三井隆太
MC2は川本翔大
MC3は藤田征樹(藤建設株式会社)
MC4は根本賢一(内房レーシングクラブ)
MC5は亀田琉斗(日本大学)
WC2は中道穂香(テレビ愛媛)
WC3は杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling/総合メディカル)
MT2は福井万葉(株式会社バタフライ・エフェクト)
MH2は官野一彦
MH3は田中祥隆(株式会社アイ工務店)
MH5は洞ノ上浩太(LINEヤフー)
がそれぞれ優勝した。
男子エリート
そして本日のトリは午後1時半より男子エリート、20人が3ウエーブに分かれて6周30kmを走った。
第1ウエーブでは宮崎泰史(キナンレーシングチーム)がディスクホイールを豪快に鳴らして8分未満のラップを刻み続け、47分44秒で暫定首位に。
第2ウエーブあたりから雨が弱まり、強風も収まってきた。この天候はタイムに影響しそうに思われたが、第2ウエーブでは宮崎のタイムを上回る者は現れない。
第3ウエーブになってようやく8分を切って周回する選手が現れた。その名も金子宗平(群馬グリフィン)。
金子は最終的に宮崎を51秒も上回る、46分52秒で走り終え、タイムトライアルの日本チャンピオンに輝いた。宮崎は2位、後半ペースを上げた新城幸也(バーレーン ヴィクトリアス)が3位に入り、表彰台に上がった。
男子エリート結果(30km)
1. 金子 宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)46:52.96
2. 宮崎 泰史(キナンレーシングチーム)+00:51.54
3. 新城 幸也(バーレーン ヴィクトリアス)+01:15.76
第92回全日本自転車競技選手権大会ロードレース
第27回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロードレース大会
2024全日本パラサイクリング選手権・ロード大会
期日:2024年6月20日(木)〜23日(日)
会場:日本サイクルスポーツセンター(CSC) 静岡県伊豆市
日程:
6月21日(金)個人タイムトライアル(エリート・U23・パラサイクリング)
6月22日(土)個人ロードレース 女子エリート・男女U23
6月23日(日)個人ロードレース 男子エリート・マスターズ
大会ウェブサイト(日本自転車競技連盟)
https://jcf.or.jp/events/2024national_road_championships_rr/?category=road