2024全日本選手権ロード 男子U23は寺田吉騎が優勝

2024全日本選手権自転車ロードレース2日目、まず朝8時からスタートしたのは男子U23だ。5kmサーキットに付近の構内道路を加えて8kmとした特設サーキットを14周する112kmのレースとなる。

レースはアタックを頻発させながら逃げが決まらなかったが、残り11周で5人のアタックに1人が追いつき、6人の逃げが形成された。タイム差は1分から1分40秒へと広がった。メンバーは山田潤と渡辺一気(京都産業大学)、岡崎一輝(マトリックス・パワータグ)、清水稜太郎(明治大学)、菅原聡(アヴニールサイクリング山梨)、佐藤光(TEAM Cyclers SNEL)だ。

2024全日本選手権ロード 男子U23

14分前後のラップでレースは推移した。しかし集団がじわじわと追いつきこれを吸収すると、2号橋からの長い上りでピンク色のヘルメットが集団を離して逃げを形成した。島崎将男(NIPPO EF マルティーグ)と佐藤愛祈’弱虫ペダルサイクリングチーム)だ。

島崎はその後単独となり、追走集団がこれを吸収。新たにできたのは昨日のタイムトライアルを制した鎌田晃輝(JCL TEAM UKYO)や寺田吉騎(シマノレーシング)を含む7人の集団だ。

2024全日本選手権ロード 男子U23

2024全日本選手権ロード 男子U23

この中には序盤の逃げにいた佐藤も残り、森田叶夢(京都産業大学)らとともに積極的に逃げを展開。レースはついに最終周回、ゴールスプリントになると思われた。

サイクルスポーツセンターのホームストレートに先頭で現れたのは寺田だ。「スプリントしか考えず我慢して走った。最後は後ろを見ずにスプリントした」と話す寺田、今年のツアー・オブ・ジャパンでポイント賞ジャージを守り切った彼が、ついにU23のチャンピオンに輝いた。

2024全日本選手権ロード 男子U23

2024全日本選手権ロード 男子U23

男子U23結果(112km)

1. 寺田 吉騎(シマノレーシング)3:22:21

2. 鎌田 晃輝(JCL TEAM UKYO)+00:03

3. 松井 丈治(立命館大学)+00:03

 

第92回全日本自転車競技選手権大会ロードレース
第27回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロードレース大会
2024全日本パラサイクリング選手権・ロード大会

期日:2024年6月20日(木)〜23日(日)

会場:日本サイクルスポーツセンター(CSC) 静岡県伊豆市

日程:

6月21日(金)個人タイムトライアル(エリート・U23・パラサイクリング)

6月22日(土)個人ロードレース 女子エリート・男女U23

6月23日(日)個人ロードレース 男子エリート・マスターズ

大会ウェブサイト(日本自転車競技連盟)
https://jcf.or.jp/events/2024national_road_championships_rr/?category=road

 

▪️サイスポ・ニュース:
ツアー・オブ・ジャパン2024コラム 様々な挑戦の裏側(スプリント賞ジャージを獲得した寺田吉騎)