パリ五輪・トラック男子オムニアム結果 窪木一茂が6位入賞
女子ケイリンの佐藤水菜は準々決勝で5位となり、ここで敗退。 太田りゆは準決勝まで駒を進めたが、その準決勝で敗退。7-12位決定戦に回り3位、全体の9位でレースを終えた。
窪木一茂(オムニアム)のコメント
最後のポイントレースは得意ですし、監督にも「いける」と言われて行きました。でも前の種目を1ケタ順位で走り切れていれたら、と思うと悔しいです。ポイントレースが一番良かったし、攻撃することに楽しさを感じていました。「どこかで3位に上がろう、もう1ラップで表彰台!」とボード(電光掲示板)を見ながら思っていました。もう1回攻撃して成功すればいいけど、成功しなかったら完全に脚が止まって終わると思っていたので。悔いは残ります。最後のポイントレースはすごく良かったですし、リオオリンピックの時よりも良かったと思います。でももう少しでしたね、 メダルを狙って来ていたので。 まだ終わってないですし、調子の良さを見せることはできたと思います。10日のマディソンに向けて準備します。
佐藤水菜(ケイリン)のコメント
その日の第1レースに自分の壁があると改めて感じました。準々決勝はずっとハイペースで、自分のチャンスもあるだろうと思っていましたが、昨日のレースから間隔が開いてしまったことでペースを掴むのが難しい部分がありました。コーチの指示通りにケイティ・マーシャン選手を追う作戦でしたが、結果として自分のタイミングではないところで仕掛けることになったかなと思います。でもそれは結果論ですね。エマ・ヒンツェ選手が上手かったです。またコースを締める、有利になるようにレースを運ぶことが苦手で、勝てるコースを他の選手に譲る結果になってしまいました。そこも敗因です。自分としては厳しいレースだったと感じます。でも良い経験になりました。
太田りゆ(ケイリン)のコメント
メダルを目指してやってきたのですごく悔しいですが、悔いはないです。準々決勝は脚を使わずにちゃんと4着に入ることを意識したレースでした。準決勝は、自分のスタイルで勝負しにいった結果。全力でやって負けました。順位決定戦は地元フランスのマチルド・グロ選手が前にいて、王者と言われるリー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)が後ろにいました。ロングスプリントになることを想定して、マチルドをフォローして最後差す狙いでした。やることをやった結果かなと思います。待ちに待った舞台で、 全力で戦えて、最高の歓声を浴びて、最高の景色を見ました。本当に素晴らしい経験になりました。ハイレベルな戦いの中で一生懸命レースができた自分を誇りに思います。オリンピックに向けて歩んできた道のりは私にとって宝物です。いろんな経験を糧に、もっともっと成長していけるようにしていきたいです。
小原佑太(スプリント)のコメント
昨日から連戦で疲れがありましたが、走るからには自分の全てを注ぎ込んで、少しでも上の順位を目指していました。当初の目標は準々決勝進出。それを達成できたのは良かったです。準々決勝は自分よりタイムが上の選手で、格上選手相手だと周りからは見えていたと思います。でもやるからには同じ立場、同じ条件、同じ人間だと思って、自分の全てを出し切れば勝てると思って戦えたと思います。スピードは相手の方が上なので、スピードの展開にならないように意識してやっていました。結果としては負けてしまいましたが、自分らしいレースができたと思います。次のオリンピックを目指せる年齢ではあると思うのですが、目指すかどうかは自分の中で決めていません。続けるにしろ続けないにしろ、次の世代の糧になるよう、今回の経験を全て伝えられるよう、日本に帰ったら動いていきたいと思います。
太田海也(スプリント)のコメント
自分の得意種目であるスプリントで金メダルを目指してきたぶん、今回の順位は納得のいくものではありません。心も体も万全の状態できて、それでも世界の壁を感じました。明日からのケイリンはそういった部分も活かして戦っていけたらと思います。力は出し切れましたが、それでも世界の中ではこの順位。受け止めてもっと強くなりたいです。 降格については、 勝ちを確信していましたが、技術の甘さを咎められました。力を発揮できた分とても悔しいですが、自分に非があることを認めてさらに強くなっていかなければならないと感じました。僕にハリー・ラブレイセンくらいの強さがあればこういった失格も取られなかったと思うので、より世界と差をつけて戦う必要があると感じます。オリンピックはレベルが上がると思ってきて、でも自分が思っていた以上に世界はレベルが上がっていました。自分自身も高めてきましたが、それでも全然足りなかった。もっともっと高みを目指して、次のオリンピックも目指していけたらと思います。