新城は5つ目の上りまでチームを牽引 クラシカ・サンセバスティアン2024

8月10日(土)スペイン・バスク地方のサンセバスティアンを舞台に開催されたUCIワールドツアー『Donostia San Sebastian Klasikoa(ドノスティア・サンセバスティアン・クラシコア/クラシカ・サンセバスティアン)』。

7度目の出場となった新城幸也(バーレーン ヴィクトリアス)だが、年々コースは難易度を増し、今年は7ヵ所設けられた山岳ポイントの最後には登坂距離こそ2.1kmだが、最大27%と恐ろしい壁が設けられた236km。

チームはツール・ド・フランスで総合10位に入り、すっかりチームのエースが定着した若手のブイトラゴ・サンティアゴ(コロンビア)と、ジャック・ヘイグ(オーストラリア)の上位を目標に、新城はチームのオーダーどおり、4つ目の山岳を超えてから集団を牽引しながら、170km地点の5つ目の上り1にはチームを牽引し先頭付近で入ることに力を出し尽くし、新城はそこでレースを終えた。

その後、展開に恵まれず、チームはヘイグの30位が最高位、完走は2人のみという結果に終わった。

新城幸也 クラシカ・サンセバスティアン2024

チームメイトを牽引する新城 Photo:Sprint Cycling

新城幸也 クラシカ・サンセバスティアン2024

2つ目の山岳を快調に上る新城 Photo:Sprint Cycling

 

新城幸也のコメント:

「逃げがなかなかできずにアタック合戦が続き、最初の3級山岳頂上でやっと決まったが、やる気のヴィスマ(リースアバイク)が直ぐに集団牽引を始めた。

ヤッシャ(ズッターリン)と一緒に集団20~30番手を確保してレースを進めた。当初はレースが活性化する170km地点から始まる2級山岳のポジショニングが今日のミッションだったが、山岳賞が一段落した140km地点ぐらいから集団の牽引に加わることになった。

今日の最大ミッションの170km地点では10番手くらいで上りに入れたので、僕の役目は終わり、クライマーたちに託した。

残念ながら中継が始まったのはこの後だったようで(笑) 1日ペースが早く、あっという間だった久しぶりのワールドツアーレースだったが、バスクのレースはたくさんを走ってるからか、コースも大体知っているし、調子良く走れた。引き続き、後半戦も頑張れそうです!」

 

J SPORTS:クラシカ・サンセバスティアン2024