2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会 増田優一が今季初優勝/丹野夏波が2連勝

目次

JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会が2024年9月7日(土)〜9月8日(日) 、埼玉県秩父市の秩父滝沢サイクルパークで開催された。

最高峰カテゴリーのチャンピオンシップでは男子が増田優一、女子は丹野夏波がそれぞれ優勝した。増田は今季初参戦での優勝、丹野は前戦の新潟大会からの2連勝を達成した。

 

チャンピオンシップ男子

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

今季初参戦で優勝した増田優一(#217)

 

前戦の新潟大会から2週連続での開催となったJBMXF大東建託シリーズ第6戦。舞台は日本国内のBMXレーストラックで唯一8mヒルを備える秩父滝沢サイクルパークだ。

朝から晴天でベストコンディションのトラックも、午後から降雨の予報。レースは予選から急ピッチで進行したものの、決勝のタイミングで雨が降り出した。

決勝は8mヒルを使用する高速レースであることを考慮して、通常とは異なりチャンピオンシップのレースからスタートした。チャンピオンシップ男子の優勝は今季初参戦の増田優一(大阪体育大学)。スタートで中林凌大(弱虫ペダルサイクリングチーム)がトップを走るも、増田は第2ストレートのジャンプで差を詰め、第2コーナーで中林のイン側からトップを奪い、そのまま後続を振り切りフィニッシュした。2位に中林、3位に橋本颯馬(REDLINE BICYCLES JAPAN)が入った。

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

増田(右)は好スタートの中林(左)との差を一気に詰め、この後の第2コーナー進入でトップに立った

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

日本で唯一8mのスタートヒル(右)を備える秩父滝沢サイクルパーク。 チャンピオンシップの男女のみこのヒルからスタートする

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

チャンピオンシップ男子表彰式
優勝 増田優一(大阪体育大学/関.BMX競技連盟)
2位 中林凌大(弱虫ペダルサイクリングチーム/秩父BMX協会)
3位 橋本颯馬(REDLINE BICYCLES JAPAN/東京都BMX協会)

優勝した増田優一のコメント
(海外を拠点とした活動から)帰国して最初のレースということもあって、負けられない気持ちで臨みながらも楽しめたレースだった。予選からトップを走りベストなラインを探しながら決勝に向けて準備をしていたものの、決勝のスタートでは脚に疲労が溜まっていたこともあって出遅れてしまった。その後の第2ストレートで中林君との差をうまく詰めてトップに立つことができた。この先のシリーズも極力出場して、キッズたちにトップの走りを伝えていきたい。

 

チャンピオンシップ女子

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

丹野夏波(#205)が新潟大会に続き連勝を果たした

 

チャンピオンシップ女子は前戦に続いて丹野夏波(弱虫ペダルサイクリングチーム)と西村寧々花(GAN trigger)、野村凪沙(Ace Rece Australia Factory Team)の3人がエントリーし、3レースの合計フォーマットで争われた。

結果は8mヒルの経験が最も豊富な丹野がすべてのレースでトップフィニッシュし、新潟大会に続く連勝を達成した。2位は西村、3位に野村の結果となった。

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

チャンピオンシップ女子表彰式
優勝 丹野夏波(弱虫ペダルサイクリングチーム/神奈川BMX協会)
2位 西村寧々花(GAN trigger/関西BMX競技連盟)
3位 野村凪沙(Ace Rece Australia Factory Team/関西BMX競技連盟)

優勝した丹野夏波のコメント
今回は8mヒルのコースで前戦の新潟大会よりも自信があるレースを展開できた。スタートからしっかりと前に出てフィニッシュまでスムーズに走ることができたのがよかったと思う。次は2週間後の岩手大会に出場予定で、はじめて走るコースなのでとても楽しみにしている。3連勝を目指して走りたい。

 

注目のチャレンジカテゴリー

未来のトップ選手たちが争うのが年齢別のチャレンジカテゴリー。本大会ではボーイズ11-12歳と13-14歳クラスに最多の31人が出場した。

なかでもボーイズ13-14歳は今年のUCIワールドチャレンジで優勝した高崎成琉(中部BMX協会)が出場していることでも注目されているクラスだ。このレースで優勝したのが堀江樹(茨城県BMX協会)で、予選の3レースで高崎とトップ争いを繰り広げ、2レースをトップでフィニッシュ。準決勝を1位で通過し、決勝でも混戦のスタートを抜け出し優勝した。

2位には砂原逢和(茨城県BMX協会)、3位には石川智士が入った。スタートで出遅れた高崎は第1コーナー手前で転倒し8位だった。

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

ボーイズ13-14歳優勝の堀江樹

 

参加者数こそ男子よりも少ないものの、女子のチャレンジカテゴリーでも毎戦熱い争いが繰り広げられている。ガールズ9-10歳クラスは8人のライダーによる3レース合計で争われた。優勝はすべてのレースをトップでフィニッシュしたた稗⽥夏⼦(新潟県BMX協会)。2位に越野杏音(東北BMX協会)、3位に田上琉愛(茨城県BMX協会)が入った。

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

ガールズ9-10歳は稗⽥夏⼦(#30)が優勝した

 

新登録制度により海外ライダーが参戦

全日本BMX連盟では国際交流を推進するため、日本国外在住の選手向けに1レースおよび60日間の会員制度をスタートした。

この制度を活用して本大会に韓国からジェイコブ・リーがボーイズ11-12歳のクラスに出場した。ジェイコブは今大会最多の31人が出場するクラスで予選から準決勝、決勝をすべてトップでフィニッシュして優勝した。

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

ボーイズ11-12歳優勝のジェイコブ・リー(#208)と2位の山下朝嗣(#1)

 

インスタグラム・プレゼントキャンペーン

オフィシャルパートナーの大東建託未来のアスリート支援プロジェクトが前回の新潟大会からインスタグラムプレゼントキャンペーンを実施している。

@teamdaitoのアカウントをフォローし、大会写真を指定のハッシュタグとともに投稿もしくはストーリーズにアップした方の中から3名にプレゼントが当たるキャンペーンで、開会式では前回の抽選が行われ当選者を発表した。

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

開会式で抽選会が行われた

2024JBMXF大東建託シリーズ第6戦秩父大会

大東建託未来のアスリート支援プロジェクトのブースで今回の賞品であるクーラーバッグが贈られた

 

 

大会概要

大会名:2024 JBMXF大東建託シリーズ第6戦 秩父大会

開催期日:2024年9月7日(土)〜9月8日(日)

開催場所:秩父市滝沢サイクルパークBMXトラック(埼玉県秩父市)

主催:一般社団法人 全日本BMX連盟

主管:秩父BMX協会

公認:公益財団法人日本自転車競技連盟

後援:秩父市/秩父市スポーツ協会

協賛:大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
https://team-daito.com/