新城は84位で完走 ベーマー・サイクラシックス2024

新城幸也(バーレーン ヴィクトリアス)は9月8日(日)、ドイツ第2の都市、ハンブルクを舞台に開催されたUCIワールドツアー1dayレース『BEMER Cyclassics(ベーマー・サイクラシックス)』に出場した。

ハンブルクを発着とするドイツ最大の自転車レース。今年はトラブル続きの展開となった。午前中に開催されていたアマチュアレースで100人規模の大落車があり、ヘリコプターや救急車で搬送され、UCIレースは45分遅れでスタート。それに伴い距離も198kmから178kmに短縮された。

ベーマー・サイクラシックス2024 新城幸也

スタートポディウムで紹介されるバーレーン ヴィクトリアス Photo:Cor Vos

 

レースはスタートしてすぐに飛び出した6人の選手が逃げグルーブを形成する形で、それを集団は容認しながらレースが進んでいった。

昨年の優勝チーム、リドル・トレックが集団をコントロールするメイン集団が踏切で停止を余儀なくされ、逃げる6選手とのタイム差は自動的に8分まで開いてしまった。このトラブルのため、バーレーンもメイン集団の牽引に加わり、ハイペースでのレースに。

獲得標高が800mと全く上りがないコースだが、唯一の上りを含む周回がレースの鍵となるので、上りに入るまでの集団での位置取り争いがメインの仕事となった。無事に集団前方での位置取りの仕事を果たし、大集団でハンブルクの街中へと突入しフィニッシュへ。

チームはニキアス・アルント(ドイツ)の17位が最高位、新城は84位で無事にレースを終えている。

ベーマー・サイクラシックス2024 新城幸也

大集団でのフィニッシュとなった Photo:Cor Vos

 

新城幸也のコメント

「このレースはいつもファーストアタックで逃げが決まる。今年も0kmでアタックした6人が逃げた。踏切で逃げと集団とのタイム差が付いてしまうというトラブルがあったため、アベレージスピードは48km/hと速かった。上りは短いので差がつきにくいのだが、上りまでのアプローチが複雑でいつも落車が発生するので、全チーム集団の前方での位置取り争いでアシストの役割は大きい。

レースの鍵となる場面で無事に自分の役割を果たすことは出来た!ただ、チームの成績が無かったのは残念だ。今日のレースでのデータからも調子の良さは確認できたので次のレースに向けて、またトレーニングに励みます。」

レース公式サイト↓
Cyclassics (cyclassics-hamburg.de)