2024 UCIロード世界選 雨天の男子アンダー23はドイツのベーレンスが初優勝

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スイスのチューリッヒで開催中の2024年UCIロード&パラサイクリングロード世界選手権大会は、9月27日に郊外のウスターからチューリッヒまでの173.6kmで、男子アンダー23のロードレースを競い、ドイツのニクラス・ベーレンスが、一騎打ちのゴールスプリントでスロバキアのマルティン・スヴルチェク(スーダル・クイックステップ)を打ち負かして初優勝した。
 

WK2024

ドイツのベーレンスが一騎打ちのゴールスプリントでスロバキアのスヴルチェクを打ち負かした (©SprintCycling)

 
3位には28秒遅れでベルギーのアレック・セーガールト(ロット・デスティニー)が入った。

チューリッヒはロードレース2日目も雨になり、気温は13℃と低かった。残り2周回のゴールまで残り51kmで、地元スイスのヤン・クリステン(UAEチーム・エミレーツ)がアタックし、単独で先頭を走り続けた。10数秒差の追走グループはメキシコのイサーク・デルトロ(UAEチーム・エミレーツ)、ベルギーのヤルノ・ウィダル(ロット・デスティニー)、英国のジョゼフ・ブラックモア、ドイツのベーレンス、スロバキアのスヴルチェクの5人だった。

その追走グループから、ゴールまで残り10kmの坂でベーレンスがアタックし、スヴルチェクと2人で先頭のクリステンを捕まえた。その瞬間にベーレンスはもう一度アタックし、クリステンは付いて行けず、母国にメダルをもたらす事ができなかった。

最後はベーレンスがゴールスプリントで難なくスヴルチェクを打ち負かし、20歳でアンダー23の世界タイトルを手中に収めた。ちょうど2週間前にベルギーで開催されたUECロード・ヨーロッパ選手権のロードレースでは、ベーレンスは同様のシチュエーションで負けて2位になっていた。ドイツの選手が男子アンダー23で優勝したのは、2006年のゲラルド・ツィオレック以来だった。ベーレンスは今季、リドル・トレック(米国)の養成チームに所属している。
 

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男子アンダー23・ロードレースの表彰台。左から2位のスヴルチェク(スロバキア)、初優勝したベーレンス(ドイツ)、3位のセーガールト(ベルギー)(©SprintCycling)

 
■ロードレース・男子アンダー23結果

[9月27日/ウスター(チューリッヒ州)~ゼヒセレウテン広場(チューリッヒ)/173.6km]
1. BEHRENS Niklas (GER) 3:57:24
2. SVRČEK Martin (SVK)
3. SEGAERT Alec (BEL) +28
4. CHRISTEN Jan (SUI) +39
5. BLACKMORE Joseph (GBR) +46
6. del TORO ROMERO Isaac (MEX) +46
7. WIDAR Jarno (BEL) +50
8. del GROSSO Tibor (NED) +1:25
9. ROMEO ABAD Ivan (ESP) +2:27
10. ARRIETA LIZARRAGA Igor (ESP) +2:45

66. KAMADA Koki (JPN) +15:43
DNF TERADA Yoshiki (JPN)

 
女子ジュニアのロードレースで死亡事故

世界選を主催する国際自転車競技連合(UCI)は、9月26日に行われた女子ジュニアのロードレースで落車し、頭部に重傷を負ったスイスのミュリエル・フュレール(18)が、27日に搬送先の病院で亡くなったと発表した。事故の詳しい状況は分かっていない。男子アンダー23の表彰式では、彼女のために黙祷が捧げられた。

 

チューリッヒ世界選 公式サイト

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