モナコ在住のプロ選手が大勢参加するサイクリングイベント『BEKING（バイキング）』の第４回大会が、11月24日にモナコで開催され、メインレースのプロクリテリウム（ＵＣＩ公認）で世界チャンピオンのタデイ・ポガチャル（ＵＡＥチーム・エミレーツ）が初優勝した。
 

アルカンシエルを着たポガチャルがバイキングで初優勝した (photo : ©BEKING)

 
2位はデンマークのマッズ・ピーダスン（リドル・トレック）、3位はオーストラリアのマイケル・マシューズ（チームジャイコ・アルウラー）だった。
 

左から2位のピーダスン、初優勝したポガチャル、3位のマシューズ (photo : ©BEKING)

 
モナコで開催されるバイキングは、『サスティナブル・モビリティ（持続可能な移動手段）』の代名詞としてのサイクリングの認識を高めながら、オークションで得た収益で慈善団体を支援するイベントだ。メインレースのプロクリテリウムは、エルキュール港がスタート＆フィニッシュ地点になり、Ｆ１のサーキットがコースに含まれている。このイベントの創始者の１人はイタリアのマッテーオ・トレンティン（チューダープロサイクリングチーム）だ。
 

あいにくの天気でイベントの開催も危ぶまれたが、プロクリテリウムは20周に短縮して開催された (photo : ©BEKING)

 
第４回大会は雨のスタートとなり、プロクリテリウムは20周に短縮されたが、今年も大勢のプロ選手が参加してイベントを盛り上げた。アルカンシエル姿を披露したポガチャルは「バイキングは本当に素晴らしいイベントで、毎年参加できて嬉しい。理想的な天気ではなかったが、レースは楽しかった。モナコでレースする事はあまりないから、ここで勝てて特別に嬉しいよ」と、語っていた。
 

プロクリテで圧勝したポガチャル (photo : ©BEKING)

バイキングはモナコのエルキュール港がスタート＆フィニッシュ地点 (photo : ©BEKING)

雨にも関わらず、大勢のレースファンがイベントを楽しんだ (photo : ©BEKING)