英国のピドコックがQ36.5プロサイクリングチームへ移籍
英国のトム・ピドコックが、母国のUCIワールドチームであるイネオス・グレナディアズを今シーズンで去り、2025シーズンはイタリアのUCIプロチームであるQ36.5プロサイクリングチームへ移籍する事になった。
現在25歳のビドコックはシクロクロス、ロードレース、MTBクロスカントリーの3分野で活躍し、シクロクロスでは2022年に世界チャンピオンになり、MTBは今年のパリ五輪で連覇を果たした。
ロードレースではピドコックは2021年からイネオス・グレナディアズに所属し、2022年にツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)のラルプ・デュエズ区間で優勝、2023年にはイタリアのストラーデ・ビアンケ(UCIワールドツアー)を制し、今季はオランダのアムステル・ゴールド・レース(UCIワールドツアー)で初優勝した。
Q36.5プロサイクリングチームは、長年チームクベカを率いていた南アフリカのダグラス・ライダーが、イタリアのサイクリングアパレル・ブランド『Q36.5(クー トレンタセイ プント チンクエ)』をタイトルスポンサーに迎え、2023年から活動を開始したイタリアのUCIプロチームだ。
ピドコックはQ36.5プロサイクリングチームと3年契約を結び、2027年まで在籍する事になった。彼は来年1月にスペインのカルペで行われるキャンプから新チームに合流する。
「これは単なるジャージの変更ではなく、特別な事の始まりだ。成長しているチームや素晴らしいパートナー、ブランドと働くチャンスは、ボクにとってモチベーションになる。我々が一緒に何を達成できるのか楽しみだ。我々が望む場所にたどり着くには直面する挑戦がある事はわかっているが、それは冒険であり、ワクワクするよ」と、ピドコックは語っている。