2025シーズンからイタリア籍のUCIプロチーム「チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ」に加入した新城幸也。

イタリア・トスカーナのモンテカティーニ・テルメにてシーズン最初の合宿に入った新城は、チームのGMセルジョ・パルサーニと監督のマルコ・ザンパレッラとともにオンライン記者会見に出席した。

最初にセルジョ・パルサーニGMが「アラシロはワールドチームで長い間レースを走ってきて、経験が豊富であり、アジアの選手としてもとても重要な選手だ。そればかりではなく、彼が加わることでチームはUCIポイントを稼ぎ、来年にはジロのワイルドカード枠を獲得することを望んでいる」とユキヤを獲得した理由を話した。

続いてユキヤが日本でライブ中継を聞いてくれている人たちに対し「イタリアのトスカーナで合宿をやっています。全員が揃っているわけではないですが選手が18人、監督2人、メカニック2人、マッサージャー2人いて、いつもどおりの合宿の始まりです。半分くらいが新しい選手なので、僕も新鮮な気持ちです」と挨拶した。

チームに日本のスポンサーが2社、オージーケーカブトと弱虫ペダル渡辺航先生が出資してくれたことにも感謝を述べた。

「チームにサポートしてもらい、それがヨーロッパに発信される。そこに日本語があるというのはすごく嬉しいです。オージーケーカブトさんとは2009年のブイグテレコム以来ですが、ナショナルチームではずっとお世話になっていましたし、渡辺（航）先生とは今回初めてヨーロッパのチームでコラボレーションさせていただいて、嬉しい限りです。」

レーススケジュールについてはまだ決まっていない様子で、「1月2月はあまりレースがないので僕はそこでしっかりトレーニングを積んで、ヨーロッパでもアジアでも3月、4月はレースが多くなってくるので、そこに合わせてトレーニングをしている段階です。ヨーロッパとアジアのどちらかのレースには出ると思います。レース開始が3月かな、と思っています。

出たいレースについては移籍をしたときから『日本のレースに参加したい』と思っています。日本のレースは全日本とジャパンカップくらいしか走っていなかったのですが、ヨーロッパのチームで日本のレースを走ることに意味があると思うのです。主催者の皆さん、招待をぜひよろしくお願いいたします」と話した。

バイクやウエアなどの詳細は次号（サイクルスポーツ４月号）で詳報する予定です。ご期待ください。

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