クベカのオークションで今年のマイヨ・ジョーヌが落札された

フランスの首都パリで、12月14日にツール・ド・フランスとルコック・スポルティフ社の協力の下、『クベカ』の為のチャリティーオークションが開催され、今年誕生100年を祝って制作された20枚のマイヨ・ジョーヌが出品された。

マイヨ・ジョーヌ2019

オークションに出品されたマイヨ・ジョーヌは日替わりでデザインが異なり、着用した選手がステージの終わりにサインを入れた特別なものだった。

2005年に設立した非営利団体のクベカは、南アフリカの人々に自転車を提供することで生活を変える活動を行っている。具体的にその自転車は学童の為のもので、遠く離れた学校に自転車で通えるように提供されている。そしてその自転車は、南アフリカの人々の手で製造されている。

南アフリカ初のUCIワールドチームであるチームディメンションデータ(来季はチームNTTプロサイクリングに名称を変更する)は、創立当初からクベカをパートナーとして、彼らの活動を支援している。ツール・ド・フランスも2018年からクベカと提携している。

パリの大手オークションハウス『オテル・ドゥルオー』で開催されたオークションには、マイヨ・ジョーヌの他にも今年のツール・ド・フランスで展示されていた4賞ジャージカラーのクベカの自転車と、ル・タヌール社の革職人ジェレミー・カステラニ氏が手掛けた特別な黄色い自転車も出品された。これらの自転車と20枚のマイヨ・ジョーヌは総額7650ユーロ(約93万円)で落札され、子供たちに寄付する自転車51台分になった。

ツール・ド・フランスは元々今年の参加選手と同じ数である176台の自転車をクベカに寄付する予定で、今回のオークションの売上でさらに51台が追加された。

 

 

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