ツアー・オブ・オマーン2025 はA・イェーツが総合連覇
中東のオマーンで開催されていた第14回ツアー・オブ・オマーン(UCIプロシリーズ)は、2月12日の最終日に標高1220mのジャバル・アル・アフダル(グリーン・マウンテン)頂上がゴールのクイーンステージを競い、ディフェンディングチャンピオンである英国のアダム・イェーツ(UAEチーム・エミレーツ)が、逆転総合優勝して連覇を果たした。
総合2位には最終ステージで区間優勝したフランスのヴァランタン・パレパントル(スーダル・クイックステップ)が6秒差で入り、総合3位は39秒差でフランスのダヴィド・ゴデュ(グルパマ・FDJ)だった。
ゴデュは標高1016mのイースタン・マウンテンがゴールだった第3ステージで区間優勝して総合首位に立ち、真紅のリーダージャージを獲得した。しかし、そのステージでイェーツは1秒遅れの区間2位になり、たった6秒差で最終日を迎えていた。
最後のグリーン・マウンテンの登坂で、真紅のリーダージャージを着たゴデュはゴールまで残り700mでイェーツの加速に耐えられず、力尽きてしまった。そして最後までイェーツに付いて行く事ができたパレパントルがゴール目前でアタックして区間優勝を上げた。イェーツはパレパントルと競う事はなく、2年連続の総合優勝だけで満足した。
中東では2月17日にUCIワールドツアーの第7回UAE・ツアー(アラブ首長国連邦)が開幕する。
第14回ツアー・オブ・オマーン 個人最終総合成績
1. ADAM YATES (UAE TEAM EMIRATES – XRG / GBR) 21h 13′ 18”
2. VALENTIN PARET PEINTRE (SOUDAL QUICK-STEP / FRA) + 00′ 06”
3. DAVID GAUDU (GROUPAMA-FDJ / FRA) + 00′ 39”
4. DAMIEN CRAIG HOWSON (Q36.5 PRO CYCLING TEAM / AUS) + 01′ 07”
5. CIAN UIJTDEBROEKS (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / BEL) + 01′ 16”
6. CHRIS HARPER (TEAM JAYCO ALULA / AUS) + 01′ 22”
7. WOUT POELS (XDS ASTANA TEAM / NED) + 01′ 23”
8. EMBRET SVESTAD-BÅRDSENG (ARKEA-B&B HOTELS / NOR) + 01′ 27”
9. MARCO BRENNER (TUDOR PRO CYCLING TEAM / GER) + 01′ 37”
10. SIMON DALBY (UNO-X MOBILITY / DEN) + 02′ 05”
[各賞]
■ポイント賞 : VALENTIN PARET PEINTRE (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)
■新人賞 : VALENTIN PARET PEINTRE (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)
■アクティブ賞 : RODRIGO ALVAREZ (BURGOS BURPELLET – BH / ESP)
■チーム成績 : Q36.5 PRO CYCLING TEAM (SUI)
[各ステージの優勝者]
■第1ステージ:OLAV KOOIJ (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / NED)
■第2ステージ:LOUIS VERVAEKE (SOUDAL QUICK-STEP / BEL)
■第3ステージ:DAVID GAUDU (GROUPAMA-FDJ / FRA)
■第4ステージ:OLAV KOOIJ (TEAM VISMA | LEASE A BIKE / NED)
■第5ステージ:VALENTIN PARET PEINTRE (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)