クアルトゥッチ総合5位、新城「思うような結果が出せず残念」ツール・ド・台湾2025 最終ステージ

ツール・ド・台湾2025最終日、第5ステージの舞台は台南の屏東県。平坦基調ながらも街と街とをつなぐ121kmのコースは、道幅が狭まったりカーブが多かったりと気の抜けない一日となった。

チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニはロレンツォ ・クアルトゥッチの総合上位と、スプリントでのフィリッポ・フォルティンのステージ優勝を目指し、新城幸也を中心に序盤から積極的にレースを動かす。

大事な中間スプリントポイントのボーナスタイムを狙って新城はクアルトゥッチを牽引するが、惜しくも4位通過で秒差を稼ぐことが出来ず、クアルトゥッチは総合順位を一つ下げ5位となった。

ステージではフォルティンが5位に入り、新城はトップと同タイムの集団内、46位でレースを終えた。

新城幸也 ツール・ド・台湾2025 最終ステージ

スタート前、チームカーの前で Photo:Miwa ARASHIRO

新城幸也 ツール・ド・台湾2025 最終ステージ

台湾での人気も健在だった新城、常に写真撮影に応じていた Photo:Miwa ARASHIRO

 

新城幸也のコメント:

最終日の今日は、総合4位のロレンツォ(クアルトゥッチ)の総合アップのためのボーナスタイムを稼ぐことが目標。タイミング良ければ総合12位のアルノー(ティシエール)が逃げてタイムを加算できれば、総合10位以内に上がれるので、2人にボーナスを取って欲しかった。(51km地点のスプリントポイントで)

気温も暖かなくなってきたので、体も動くようになり、調子は好調。何度かアタックしたが、スプリントしたいチームが多くて、集団をまとめる動きが多かった。51kmのスプリントポイント前に総合に関係のない逃げが決まり、久し振りに平和な時間が集団に訪れた。

しかし、フィニッシュの13km手前にもボーナスタイムを稼げるスプリントポイントがあり、それに向けペースアップがあり逃げを吸収。チームとしてはフィリッポ(フォルティン)のステージ優勝の体制だったが、総合を逆転されないようにフィリッポも動員してスプリントポイントでロレンツォの総合を守るために隊列を作ったが、ロレンツォは3位以内に通過できず、逆に総合5位にタイムを稼がれてしまい、総合を落としてしまった。

フィニッシュ近くで、1度スプリントしたフィリッポは回復が間に合わず、肝心なステージ優勝は出来なかった。総合順位も落として、ステージも取れなかった今日は反省しかない。5日間で良いチームワークだったが、思うような結果が出せなかったのは残念。

気持ち切り替えて、同じメンバーで臨む24日からのツアー・オブ・タイランドも引き続き、頑張ります。

 

ツール・ド・台湾2025

開催期間:2025年3月16日(日)~20日(木)全5ステージ

ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの参加選手:
ロレンツォ ・クアルトゥッチ(イタリア)
アレッサンドロ・イアッキ(イタリア)
アルノー・ティシエール(スイス)
新城幸也(日本)
フィリッポ・フォルティン(イタリア)

大会公式サイト
國際自由車環台公路大賽 TOUR DE TAIWAN

新城幸也 公式X
https://x.com/YukiyaArashiro