クアルトゥッチ区間5位、新城は総合3位に ツアー・オブ・タイランド2025 第3ステージ
ツアー・オブ・タイランド2025 第3ステージは、アランヤプラテートからワンナムイェンまでの135km。55km地点には今大会初となる山岳ポイントが設定されているため、山岳ジャージを狙うチームがレースを活発化させることが予想された。
チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニは、エーススプリンターのフィリッポ・フォルティンとアシストのアレッサンドロ・イアッキの2人が落車で負傷を抱えながらの厳しい状況ではあるが、積極的に中間スプリントポイントを取りに行くなどレースを諦めることはない。
2回目の中間スプリントでロレンツォ・クアルトゥッチがトップ通過し、ボーナスポイントを獲得。集団でのゴールスプリントでも5位に入り、総合順位を4位まで上げた。新城は総合上位争いをしていた選手が区間優勝したため10秒のボーナスタイムを取られ、トップと4秒差、2位と2秒差の総合3位に順位を落とす形となった。

最初の山岳ポイントを超えていく新城 Photo:Miwa ARASHIRO

トップと同タイムの集団内、25位でフィニッシュした新城 Photo:Miwa ARASHIRO
新城幸也のコメント:
昨日アレッサンドロ(イアッキ)が落車してあまり状態は良くないので、今日は実質3人(アルノー・ティシエール、ロレンツォ・クアルトゥッチ、自分)でレースをすることになった。チームとしては大人数の逃げには対応して、逃げ遅れないこと。
レース中にタイチームの友達からコースにグラベル区間があることを教えてもらったのはラッキーだった。グラベル区間の距離は1kmぐらいだったが、準備ができているのと、知らないでグラベルに突っ込むのは違うから。
そのグラベルで逃げとは2分以上のタイム差があったのだが、アタック合戦が再開してしまい中盤にして逃げを捕まえてしまった。その最中にフィリッポがまた落車してしまう。再び集団に復帰してきたが、2日前にも落車してるからとてもキツそうだった。
アタック合戦中に山岳ポイントがあり、そこまでリーダーチームが崩壊し始めてるのを見て、山岳ポイント通過後に攻撃してみた。少しの間、抜け出すことはできたが、リーダー自ら集団牽引してきて攻撃は不発に終わった。
フィニッシュはスプリントになったので、昨日ステージ2位になったロレンツォで今日もスプリントをすることに。アルノーもリードアウトを手伝ってくれて、3人しかいなかったけど最高のリードアウトができたと思う。
明日のフィニッシュ1.5kmの上り。ロレンツォが得意なフィニッシュなので、明日こそはステージ優勝したい。
チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
ロレンツォ ・クアルトゥッチ(イタリア)
アレッサンドロ・イアッキ(イタリア)
アルノー・ティシエール(スイス)
新城幸也(日本)
フィリッポ・フォルティン(イタリア)
ツアー・オブ・タイランド(UCIアジアツアー2-1)
https://www.tourofthailand.in.th/en/home
新城幸也 公式X
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