ツール・ド・フランス2020の主催者招待チーム発表
アモリー・スポール・オルガニザシオン(ASO)が、今年のツール・ド・フランス(6月27日~7月19日)の招待チームを発表した。
UCI規則に基づき、UCIワールドチーム19チームは自動的に招待された。更に、UCIの新しいルールで2019年シーズン終了時のUCIワールドランキングで最上位のUCIプロコンチネンタルチーム(今季からUCIプロチームに名称変更)になったフランスのトタル・ディレクトエネルジーは、2020年シーズンの全てのUCIワールドツアーのレース(全36戦)への参加資格を取得している為、ツール・ド・フランスにも招待された。
3大ツアーの参加チームは22チームの為、主催者招待枠(ワイルドカード)は2つで、フランスのB&Bホテルズ・ヴィタルコンセプトと、チームアルケア・サムシックがそれを獲得した。2チームとも自転車競技が盛んなブルターニュ地方のチームだ。
2018年に活動を開始したB&Bホテルズ・ヴィタルコンセプトはツール・ド・フランス初参加になる。同チームにはブライアン・コカール、ピエール・ロラン、シリル・ゴチエが所属している。フランスチャンピオンのワレン・バルギルが所属しているチームアルケア・サムシックには、今季コロンビアのナイロ・キンタナが移籍した。
2017年から3年連続で主催者招待を受けていたベルギーのシルキュス・ワンティ・ゴベールは招待されなかった。同チームには昨年までフランス人クライマーのギヨーム・マルタンが所属していたが、彼は今季コフィディスへ移籍していた。
ツール・ド・フランス2020 招待チーム
●UCIワールドチーム
AG2R La Mondiale (フランス)
Astana Pro Team (カザフスタン)
Bahrain – McLaren (バーレーン)
Bora – Hansgrohe (ドイツ)
CCC Team (ポーランド)
Cofidis (フランス)
Deceuninck – Quick-Step (ベルギー)
EF Pro Cycling (米国)
Groupama – FDJ (フランス)
Israel Start-Up Nation (イスラエル)
Lotto Soudal (ベルギー)
Mitchelton – Scott (オーストラリア)
Movistar Team (スペイン)
NTT Pro Cycling Team (南アフリカ)
Team Ineos (英国)
Team Jumbo – Visma (オランダ)
Team Sunweb (ドイツ)
Trek – Segafredo (米国)
UAE Team Emirates (アラブ首長国連邦)
●UCIプロチーム
B&B Hôtels – Vital Concept (フランス)
Team Arkéa – Samsic (フランス)
Total Direct Energie (フランス)
パリ〜ニースとクリテリウム・デュ・ドーフィネの招待チーム
ASOはパリ~ニース(3月8日〜15日)とクリテリウム・デュ・ドーフィネ(5月31日〜6月7日)の招待チームも同時に発表した。この2レースもUCIワールドツアーの為、UCIワールドチーム19チームは自動的に招待された。トタル・ディレクトエネルジーも参加資格を持っていたが、クリテリウム・デュ・ドーフィネの参加は辞退している。
その為、パリ~ニースの主催者招待枠は2つ、クリテリウム・デュ・ドーフィネは3つになった。3月のパリ~ニースにはフランスのNIPPO・デルコ・プロヴァンスとチームアルケア・サムシックが招待され、ツール・ド・フランスの調整レースになるクリテリウム・デュ・ドーフィネには、フランスのB&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト、チームアルケア・サムシック、ベルギーのシルキュス・ワンティ・ゴベールが招待されている。
パリ~ニース2020 主催者招待チーム
Nippo Delko Provence (フランス)
Team Arkéa – Samsic (フランス)
Total Direct Energie (フランス)
クリテリウム・デュ・ドーフィネ2020 主催者招待チーム
B&B Hôtels – Vital Concept (フランス)
Circus – Wanty Gobert (ベルギー)
Team Arkéa – Samsic (フランス)