イスラエル・スタートアップネーションがF1のウイリアムズとコラボ
今季イスラエル初のUCIワールドチームになったイスラエル・スタートアップネーションが、英国のF1チーム『ロケット・ウイリアムズ・レーシング』とコラボレートすると発表した。
このニュースは1月15日にテルアビブで行われた式典で、イスラエル出身のロイ・ニッサニーがウイリアムズの新しいテストドライバーとして正式に発表された後、イスラエル・スタートアップネーションの共同オーナーであるシルヴァン・アダムズ氏が明らかにした。実業家のアダムズ氏はニッサニーを1年前から後援し、彼のマネージメント・グループの社長も務めている。
このコラボレーションにより、2020年シーズンのウイリアムズのF1マシンにはイスラエル・スタートアップネーションのロゴマークが入る。自転車競技のプロチームがF1チームとコラボレートするのはチームイネオスのメルセデスとの提携、バーレーン・マクラーレンに続いて3例目となる。
共同オーナーのアダムズ氏は「F1の世界からイスラエル・スタートアップネーションの新しいファンを獲得したいと思っている。逆に、ウイリアムズもイスラエル・スタートアップネーションの多くのファンが応援するだろう。2020年はエキサイティングな年になる」と、語っている。
25歳のニッサニーはイスラエル・スタートアップネーションに所属するガイ・サギーブ、ガイ・ニーブ両選手と長年の友人でもある。「僕たち3人全員が地図の上でイスラエルの旗を掲げているように感じている。彼らはイスラエルの自転車競技の為に走り、僕はイスラエルのモータースポーツ界の為に新天地を開拓しようとしている。
僕は彼らに付いて行くし、成功の為の機会と手段を与えてくれるアダムズ氏の支援を同じように受けているから、僕たちは同じチームにいるように感じている。もちろん、今からは僕たち次第だ。彼らはツール・ド・フランスの歴史の為に競うし、僕はフルタイムのF1レースドライバーになりたいと思っている」と、ニッサニーはコメントしている。