UAE・ツアーで新たに6人の感染確認
参加チームのイタリア人スタッフ2名が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染していたことが判明し、2月28日に残り2ステージをキャンセルして終了したUCIワールドツアーのUAE・ツアー(アラブ首長国連邦)で、新たに6人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかった。
アブダビの保険予防省は3月3日に、新たに6人が新型コロナウイルスに感染していると診断されたと発表。6人の国籍はイタリア人が2人、ロシア人が2人、ドイツ人が1人、コロンビア人が1人。感染したのは選手なのかスタッフなのかといった詳細は発表されていない。この6人は最初に感染が明らかになった2人のイタリア人スタッフと関係があった。保険予防省は彼らが監視され、安定した状態にあり、必要な処置を全て受けていると付け加えている。
今回の発表の中で、保険予防省は選手や彼らのチームと直接接触していない2カ所の隔離されたホテル内の全ての滞在者を検査し、陰性の結果が出た者はホテルを立ち去ることが許されたと言及している。主催者は2月29日に167人の検査が陰性だったと発表していた。
UAE・ツアーが滞在しているアブダビでは、陰性になったチームや関係者が順次帰国を許可されたが、フランスのコフィディス、グルパマ・FDJ、ロシアのガスプロム・ルスベロは現在もホテルで隔離されている。新たな感染者が発表された翌日に、フランスの2チームはやっと隔離日数を2週間と通知され、3月14日まではアブダビのホテルに留まることが確定した。
アラブ首長国連邦のUAEチーム・エミレーツは、3月1日に陰性の結果が出て帰国を許されたが、全てのチームメンバーの状態を検査し続けるために自主的に滞在を延長したため、アブダビにはまだUCIワールドチームが3チーム、UCIプロチームが1チーム留まっている。
🇦🇪#UAETour
Despite being given the green light to travel home and the last tests carried out coming back negative, our team has decided to extend their stay in the UAE to continue testing everyone’s conditions.
Details➡️https://t.co/9f75IjAvhh#UAETeamEmirates #RideTogether pic.twitter.com/csnYwLCJas
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) March 1, 2020
イタリアのガゼッタ紙は4選手を含む12人が新型コロナウイルスに感染したと報道
イタリアのガゼッタ・デッロ・スポルト紙は3月4日に、陰性か陽性かがはっきりしなかった人々が5日間検査を繰り返した後、少なくとも12人が新型コロナウイルスに感染していることが判明したと報じた。ガゼッタ紙は12人のうちの4人が選手で、国籍はロシアが2人、イタリアが1人、コロンビアが1人だとしている。