ジロ・デ・イタリア2020が開催延期を発表
ヨーロッパでの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)流行拡大の影響で、5月9日に中欧のハンガリーで開幕する予定だった第103回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、開催延期が決定した。
ジロ・デ・イタリアのハンガリー区間組織委員会は、3月13日にハンガリー政府が新型コロナウイルスの流行拡大で非常事態を宣言し、大規模イベントの開催が禁止となり、国際的なイベントを開催することが不可能になったため、ハンガリーでのジロの開幕ステージは当初の日程では開催できなくなったと宣言した。
そのためジロ・デ・イタリア主催者のRCSスポルトは、国外及びイタリア国内の状況も留意し、2020年のジロ・デ・イタリアを延期すると発表した。
現在イタリアは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の流行拡大で発出された首相令(DPCM)により、スポーツイベントの開催が制限されており、これは4月3日まで効力を持っている。RCSスポルトは、この首相令が終了したあとイタリア政府、地方自治体、イタリア及び国際的なスポーツ機関と協議し、新しい日程を発表するとしている。
イタリアではすでにこの首相令でストラーデ・ビアンケ(3月7日)、ティレーノ~アドリアーティコ(3月11~17日)、ミラノ~サンレモ(3月21日)が開催延期になっている。