宇都宮ブリッツェンがスペインのUCIレースに参戦

栃木県宇都宮市を拠点とする地域密着型のプロ自転車ロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」は、2020年10月12日にスペインで開催されるUCI(国際自転車競技連合)レースに参戦すると発表した。

■遠征期間及び遠征先:2020年10月1日(木)~10月15日(木) スペイン・バスク地方

■出場予定レース:PRUEBA VILLAFRANCA-ORDIZIAKO KLASIKA(UCI 1クラス/10月12日(月)開催)

■チーム体制:
監督:清水裕輔
メカニック:曽我部正道
選手:増田成幸、鈴木譲、大久保陣、堀孝明、西村大輝、小野寺玲、小嶋 渓円(テスト生)

■遠征の経緯と目的:
2020年5月25日にJCFより発表された東京オリンピック選考期間の延長を受け、UCIポイント獲得の為には海外遠征しUCIレース参戦と上位入賞の必要性がある事から、宇都宮ブリッツェンとしては世界各国のレース主催者へコンタクトを取り続けてきた結果、関係者の皆様のお力添えもあり、上記レースへの出場が実現しました。

チームとしては増田成幸選手をエースに、上位入賞を目指し参戦します。

■参戦レース情報
スペイン北部バスク地方で開催される本レースは今年97回を数える歴史あるレースであり、歴代優勝者には世界を代表するチャンピオンたちの名前が連なるレースです。

※参考
・website : https://www.ordizia-pruebavillafranca.com/
・Live配信URL : https://www.youtube.com/watch?v=e_dUDWeBQRw
日本時間10/12 17:00~

 

■増田成幸選手コメント
「コロナウィルスの影響で選考期間の延長が5月末にJCFから発表されましたが、国内で開催されるはずだったUCIレースが全て中止になる中、私たちは全てのチャンスを奪われ、文字通り“指をくわえて待つだけ”という状態でした。

しかし、こうしてレース参戦のチャンスに恵まれて、それを実現するために多くの皆さんに応援を頂き、スタート地点に立てるんだと思う事で、今までとは全く違う気持ちで毎日を過ごしています。

この遠征を実現できたのも、いつも宇都宮ブリッツェンを応援してくれるファンの皆さんと、チームを支援してくださる多くの企業様、皆さんあっての事です。改めてですが、本当にありがとうございます。この感謝の気持ちを胸に大切なチームメイトと一緒に今シーズン最後のレースをしっかり走ってこようと思います。

一方で、国内に残ってJプロツアーを戦うチームメイトもいます。
どちらの活動も応援をよろしくお願いします。」

 

■清水監督コメント
「出場の機会を与えてくれた主催者、支援者に感謝しております。また、今回の遠征にあたり多大なる協力を頂いた方々にも感謝しております。

また出場の発表が遅くなり、すみません。UCIレース参戦にあたり、ライバルチームからの圧力があり、その圧力を避けるために発表が遅くなりました。

チームとしては突然の欧州レース初参戦が決まりました。東京五輪出場と共に、今後につながる活動となるようしたいと思います。

国内組も意義を理解し、それぞれで目標を達成できるように活動いたします。
海外組、国内組、両方にエールを送ってください。」