新城は冷たい雨の中凍えながらフィニッシュ ジロ・デ・イタリア2020第10ステージ
休息日明けの第103回ジロ・デ・イタリア第10ステージは最大勾配18%を超える激坂が4度設定されている177kmのコース。朝は日差しがあったものの、気温は15℃前後までしか上がらず、風が一層肌寒さを感じさせ、スタートからフィニッシュに向かうにつれ、冷たい雨が選手たちを苦しめた。バーレーン・マクラーレンは、最後の激坂区間でエースのペリョ・ビルバオが単独で仕掛けるが、タイム差を縮めることはできず総合3位をキープ。新城幸也は105位でフィニッシュしている。
新城幸也のコメント:
「休息日明けで、フレッシュになった集団は今日もハイペースで走りきった。補給所ではサコッシュ(補給食バッグ)も取れないスピードでね(笑)。
チームは今日もしっかりと機能して、タイム差なしで無事にビルバオがゴールしてくれた。彼自身、上りでも下りでも攻撃を試みたみたいだけど、タイム差を稼ぎ出すことはできなかったようだ。
最後は雨で寒く、凍えながらフィニッシュにたどり着いた。が……バスが故障してしまったらしく急遽、近くのホテルでシャワーを借りて暖を取り、夜に宿へと向かった。夕食になっても、バスの運転手が戻って来てないので、明日もバスがないだろう……
明日は海岸線で追い風の予報。またハイペースなレースが期待できる(苦笑)」。
第11ステージはアドリア海の海岸線をひたすら北上する182kmのレースとなっている。
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