スプレアフィーコがジロ・デ・イタリアでアンチ・ドーピング違反が疑われる分析報告を通知された
国際自転車競技連合(UCI)は10月22日深夜に、イタリアのマッテーオ・スプレアフィーコ(ヴィーニザブ・KTM)がジロ・デ・イタリア期間中の10月15日と16日に採取された2つの検体で、エノボサルム(オスタリン)の違反が疑われる分析報告(AAF)を通知されたと発表した。
エノボサルム(オスタリン)は、UCIが採用している世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の2020年禁止表クラスS1.2(その他の蛋白同化薬)に記載されている禁止薬物だ。スプレアーフィコにはB検体の分析を要求する権利がある。
UCIアンチ・ドーピング規則により、スプレアフィーコはこの事件の裁定が下されるまで、一時的な活動停止処分となり、10月23日に行われたジロ第19ステージに出走できなかった。27歳のスプレアフィーコは今大会がグランツール初参加で、第18ステージ終了時点で5時間7分53秒遅れの総合127位だった。