ミッチェルトン・スコットがチームバイクエクスチェンジに名称変更
オーストラリア唯一のUCIワールドチームであるグリーンエッジサイクリング(2020年シーズンまではミッチェルトン・スコットで活動)は、2021年1月1日から自転車関係のオンラインマーケットであるバイクエクスチェンジがタイトルスポンサーに昇格し、『チームバイクエクスチェンジ』に名称変更すると発表した。
チームバイクエクスチェンジは同時に新しいデザインのチームジャージも発表し、英国のサイモン・イェーツがモデルを務めた。
オーストラリアのバイクエクスチェンジは2015年からグリーンエッジサイクリングのパートナーで、2016年には7月のツールからシーズン終了まで、チームの第2タイトルスポンサーに付いた事もあった。
チームオーナーであるゲーリー・ライアン氏が所有するワインメーカーのミッチェルトンはタイトルスポンサーではなくなるが、引き続きチームのパートナー企業となる。チームのバイクサプライヤーはスコットからビアンキに変わった。
グリーンエッジサイクリングは、昨年6月にスペインのNPO団体『マヌエラ フンダシオン』が7月の再開シーズンからチームのタイトルスポンサーになると発表したが、契約合意に至らず、一週間後には発表を撤回し、引き続きミッチェルトン・スコットで活動を続けていた。
その直後にチーム創立当初からゼネラルマネージャーだったシェーン・バナンは辞任し、運営母体であるグリーンエッジサイクリングの会長にはパット・マッケイド元UCI会長の弟であるダラク・マッケイド、ゼネラルマネージャーには南アフリカのブレント・コープランドが就任した。同チームは昨年、グリーンエッジサイクリングの名称で2021年シーズンのUCI登録を完了させていた。
2012年に活動を開始したチームバイクエクスチェンジは、2021年シーズンが創立10年の節目の年となる。
2021年シーズンは27選手が所属
今季チームバイクエクスチェンジには27選手が所属する。双子のイェーツ兄弟は、アダムが英国のイネオス・グレナディアズ(UCIワールドチーム)へ移籍してしまったが、サイモンはチームに残った。
スイスのミヒャエル・アルバジーニは引退し、南アフリカのダリル・インピーはイスラエル・スタートアップネーション(UCIワールドチーム)へ移籍した。一方、地元オーストラリアのマイケル・マシューズがドイツのチームサンウェブ(UCIワールドチーム)から戻ってきている。
>>> チームバイクエクスチェンジ 2021年シーズン所属選手
BAUER Jack (NZL)
BEWLEY Samuel (NZL)
BOOKWALTER Brent (USA)
CHAVES RUBIO Jhoan Esteban (COL)
COLLEONI Kevin (ITA) …ネオプロ
DURBRIDGE Luke (AUS)
EDMONDSON Alexander (AUS)
GRMAY Tsgabu Gebremaryam (ETH)
GROVES Kaden (AUS)
HAMILTON Lucas (AUS)
HEPBURN Michael (AUS)
HOWSON Damien (AUS)
JANSEN Amund Grøndahl (NOR) …チームユンボ・ヴィスマから移籍
JUUL JENSEN Christopher (DEN)
KONYCHEV Alexander ( ITA)
KANGERT Tanel (EST) …EFプロサイクリングから移籍
MATTHEWS Michael (AUS) …チームサンウェブから移籍
MEYER Cameron (AUS)
MEZGEC Luka (SLO)
NIEVE ITURRALDE Mikel (ESP)
PEÁK Barnabás (HUN)
SCHULTZ Nicholas (AUS)
SCOTSON Callum (AUS)
SMITH Dion (NZL)
STANNARD Robert (AUS)
YATES Simon Philip (GBR)
ZEITS Andrey (KAZ)