EFプロサイクリングとキャノンデールが2023年まで契約延長
キャノンデールは、世界最高峰のロードレース、およびトレイルやグラベルレースで活動する米国のUCIワールドチーム「EFプロサイクリング」と2023年まで契約を延長した。
チームとキャノンデールは、2015年「ガーミン・シャープ」以来現在の「EFプロサイクリング」に至るまで活動をともにしている。時代とともにチーム名は変化したが、選手と常にパフォーマンスをリードするバイクによって、チームとキャノンデールは互いを高めあう強いつながりを継続してきた。
今回の契約延長は、真の進歩を遂げるために必要な時間をチームとキャノンデールにもたらす。
チームは現在、ロードレースをメインにマウンテンバイクやグラベルレースなど幅広いジャンルを組み合わせたオルタナティブカレンダーを作成している。
乾いたカンザス州のグラベルレースからイギリスの荒々しい岩レース、山頂を目指すコロラド州のLeadvilleや、台湾KOMレース。新しいレースやイベントに焦点を当て、チームとキャノンデールは分野を越えたパートナーシップを結び、スポーツの多角的な魅力とプロロードサイクリストの価値を変えていきたいと考えている。
この契約延長によって、チームが新たな活躍の場として成功を収めたチームタイムトライアルや、キャノンデールのエンジニアがチームとともに開発しているバイクの細部にわたる調整など、近年のシーズンで実を結んだ技術的進歩を継続することができる。
EFプロサイクリングCEO ジョナサン・ヴォータース氏のコメント:
「基本的に、キャノンデールとの関係は進化と革命という共通項でつながっています。オンロードでもオフロードでも進歩を続け、最終的にはスポーツの限界を押し広げたいと考えています。私たちはキャノンデールと協力することで、エリートレベルの美しさの強調だけでなく、どんな環境でもスポーツにアクセスしやすくしたいと考えています。笑顔でバイクに乗る人を増やしていきたい。」
キャノンデールスポーツマーケティングディレクター ジョナサン・ゲラン氏のコメント:
「サイクリングでより大きなコミュニティを構築するという私たちのアンビション(野心)は、EFプロサイクリングのスピリットに沿っています。私たちは皆、共通の目標に向かって取り組んでいます。世界で最も人気のあるチームになり、個性と心を持ってレースをし、人々が自転車、プロのサイクリング、そしてそのライダーについて、どのように感じるかの根底を変えていきたいと思っています。」
EF プロサイクリングコマーシャルマネージャー アンドレアス・クリア氏のコメント:
「今シーズン我々がレースで使用するバイクは、まさにパフォーマンスの頂点に達しています。現在の技術があればある一定レベルのバイクを作ることはできると期待しています。しかし、我々はそうした技術だけに頼るのではなくキャノンデールとともにレーサーが持つ鋭い感性を組み合わせたデザイン作りに貢献したいと思っています。それが特に新しく開発するバイクであればなおさらです。エリートパフォーマンスを発揮する環境では、このような新たな可能性を広げる取り組みは大切なことです。バイクフレーム以外では、チームのサプライヤーのFSA/Vision、Prologo、Vittoriaとも同様の貢献をしてきました。」
*サイスポ・ニュース:別府史之が来季EFプロサイクリングへ加入