パリ～ニース2021 第６ステージはマイヨ・ジョーヌのログリッチが優勝

2021シーズンJ SPORTSチームユンボ・ヴィスマパリ〜ニース
  • photo A.S.O./Fabien Boukla

フランスで開催中の第79回パリ～ニース（ＵＣＩワールドツアー）は、3月12日にブリニョールからビヨットまでの202.5kmで中級山岳区間の第６ステージを競い、総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着たスロベニアチャンピオンのプリモシュ・ログリッチ（ユンボ・ヴィスマ）が、アップヒルのゴールスプリントを制して区間２勝目を上げた。

パリ〜ニース

スプリンターを打ち負かして区間優勝したログリッチ

区間２位はフランスのクリストフ・ラポルト（コフィディス）、３位はオーストラリアのマイケル・マシューズ（チームバイクエクスチェンジ）だった。

第６ステージはカテゴリーの付いた丘と峠を５カ所越えるだけでなく、カテゴリーのない坂がいくつもあるレイアウトだった。ゴールまで残り21kmで、先頭の逃げはケニー・エリッソンド（トレック・セガフレード）だけになり、集団とのタイム差は１分を切っていた。

残り14kmのランドアバウトで、集団からアタックしたヨーナス・ルッチ（ＥＦエデュケーション・NIPPO）が先頭のエリッソンドに合流し、逃げは２人になった。ルッチは残り3.5kmから単独で逃げ続けたが、残り1kmのフラムルージュを通過する前に吸収されてしまった。

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終盤、エリッソンドに追いついて逃げ続けたルッチ

そこからフロリアン・セネシャル（ドゥクーニンク・クイックステップ）が集団の先頭を引いたが、この日のゴールはアップヒルでピュアなスプリンターにはキツく、マイヨ・ベールのサム・ベネット（ドゥクーニンク・クイックステップ）は遅れてしまった。

最後は残り450mでギヨーム・マルタン（コフィディス）が先頭に立ち、ラポルトをアシストしたが、残り100mでスパートしたログリッチが圧勝し、ガッツポーズを見せた。ゴール地点では彼の妻子が待ち受けていた。

■マイヨ・ジョーヌを着て区間優勝したログリッチのコメント
「こんな風に勝つのは何かまた新しい事で、それができて嬉しい。確かに家族に会って、彼らのサポートを得て、今日のステージで勝つ脚を持っているのは素晴らしい。エンジン全開の１日で、スタートから非常にキツく、だから勝てたのも嬉しい。

コースの変更（※）に対処する必要があるが、その事はあまり気にしていない。最後はいつものような重要な２ステージになるだろう。どちらもかなり短いから、エンジン全開のレースを予想している。だからとてもエキサイティングになるだろう」

※サイスポ・ニュース：新型コロナウイルスの影響でパリ〜ニース2021は週末の２ステージがコース変更

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区間優勝してマイヨ・ジョーヌを守ったログリッチ


■第６ステージ結果
［3月12日／ブリニョール〜ビヨット／202.5km］
1. PRIMOŽ ROGLIC (JUMBO – VISMA / SLO) 04H 40′ 22”
2. CHRISTOPHE LAPORTE (COFIDIS / FRA)
3. MICHAEL MATTHEWS (TEAM BIKEEXCHANGE /AUS)
4. DYLAN TEUNS (BAHRAIN VICTORIOUS / BEL)
5. AURÉLIEN PARET PEINTRE (AG2R CITROEN TEAM / FRA)
6. LUCAS HAMILTON (TEAM BIKEEXCHANGE / AUS)
7. BRYAN COQUARD (B&B HOTELS P/B KTM / FRA)
8. QUENTIN PACHER (B&B HOTELS P/B KTM / FRA)
9. SERGIO LUIS HENAO (TEAM QHUBEKA ASSOS / COL)
10. KRISTS NEILANDS (ISRAEL START-UP NATION / LAT)
134. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN) + 16’ 39’’

■第６ステージまでの総合成績
1. PRIMOŽ ROGLIC (JUMBO – VISMA / SLO) 23H 22’ 53’’
2. MAXIMILIAN SCHACHMANN (BORA – HANSGROHE / GER) + 41’’
3. ION IZAGUIRRE INSAUSTI (ASTANA – PREMIER TECH / ESP) + 50’’
4. ALEKSANDR VLASOV (ASTANA – PREMIER TECH / RUS) + 51’’
5. MATTEO JORGENSON (MOVISTAR TEAM /USA) + 01’ 08’’
6. TIESJ BENOOT (TEAM DSM / BEL) + 01’ 14’’
7. LUCAS HAMILTON (TEAM BIKEEXCHANGE / AUS) + 01’ 16’’
8. LUIS LEON SANCHEZ (ASTANA – PREMIER TECH / ESP) + 01’ 21’’
9. PIERRE LATOUR (TOTAL DIRECT ENERGIE / FRA) + 01’ 21’’
10. AURÉLIEN PARET PEINTRE (AG2R CITROEN TEAM / FRA) + 01’ 23’’
112. YUKIYA ARASHIRO (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN) + 27’ 58’’

◆パリ～ニース公式サイト

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