UCIワールドツアーのオキシクリーン・クラシック・ブルージュ〜ドパンヌでサム・ベネットが初優勝

UCIワールドツアーの1戦であるオキシクリーン・クラシック・ブルージュ~ドパンヌ2021が、3月24日にベルギー北部西フランダース州で開催され、アイルランドのサム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ)が集団ゴールスプリントで圧勝して初優勝した。

ブルージュ〜ドパンヌ

集団ゴールスプリントで圧勝したサム・ベネット

2位は地元ベルギーのヤスペル・フィリプセン(アルペシン・フェニックス)、3位はドイツのパスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)だった。

2017年までは『ドパンヌの3日間レース』という名称のステージレースだった今大会は、ベルギーのレース改革で2018年からワンディレースになり、翌年UCIワールドツアーに昇格した。

UCIワールドチームの参加は任意のため、イネオス・グレナディアズ(英国)とEFエデュケーション・NIPPO(米国)は欠場し、UCIワールドチーム17チームと、UCIプロチーム8チームの全25チームが参加した。

今年は西フランダース州の州都ブルージュをスタートした後、北海沿岸のドパンヌに移動し、45.1kmの周回を3周する石畳セクションもない203.9kmの平坦コースで競われた。最後は大集団でのゴールになり、残り1kmからドゥクーニンク・クイックステップが列車を組んでドパンヌの町中を疾走し、最後は残り200mからスパートしたベネットが大差を付けて優勝した。

■初優勝したベネットのコメント
「今日は自分にとってもチームにとっても素晴らしい日だ。ワールドツアーのワンデイレースで勝つのは長年追い求めていた事で、今日ここでそれが得られてとても嬉しい。チームメートたちは素晴らしい仕事をしてくれて、一日中落ち着いて、この成績のために一生懸命働いてくれた。彼らには感謝しきれない。ボクはただ、自分のスプリントに集中しただけだった。この勝利は我々にとっても重要だが、ベルギーのサポーターにも重要だ。今後のレースに向けても素晴らしいものだ」

ブルージュ〜ドパンヌ

左から2位のフィリプセン、優勝したサム・ベネット、3位のアッカーマン(©Bettiniphoto)


第45回オキシクリーン・クラシック・ブルージュ~ドパンヌ 結果

[3月24日/UCIワールドツアー/ベルギー/203.9km]
1. BENNETT Sam (DECEUNINCK – QUICK-STEP / IRL) 04:27:40
2. PHILIPSEN Jasper (ALPECIN-FENIX / BEL)
3. ACKERMANN Pascal (BORA – HANSGROHE / GER)
4. NIZZOLO Giacomo (TEAM QHUBEKA ASSOS / ITA)
5. DUPONT Timothy (BINGOAL WB / BEL)
6. HOFSTETTER Hugo (ISRAEL START-UP NATION / FRA)
7. BOL Cees (TEAM DSM / NED)
8. MØRKØV Michael (DECEUNINCK – QUICK-STEP / DEN)
9. VIVIANI Elia (COFIDIS / ITA)
10. ANIOLKOWSKI Stanislaw (BINGOAL WB / POL)

オキシクリーン・クラシック・ブルージュ~ドパンヌ公式サイト

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