シュヘルデプレイス2021でフィリプセンが初優勝

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フランダース・クラシックスの1戦である第109回シュヘルデプレイス(UCIプロシリーズ)が、4月7日にオランダ南西部のテルヌーゼンから、ベルギー北部のシュホーテンまでの193.8kmで開催され、ベルギーのヤスペル・フィリプセン(アルペシン・フェニックス)が、集団ゴールスプリントでアイルランドのサム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ)を打ち負かし、初優勝した。

シュヘルデプレイス

フィリプセンがドゥクーニンク・クイックステップ勢を打ち負かし、ベルギーに15年ぶりの勝利をもたらした(©Bettiniphoto)

ベルギー北部フランダース地方で現存する最古のレースであるシュヘルデプレイスで、地元ベルギーの選手が優勝したのは、2006年のトム・ボーネン以来だった。3位には今大会で3回勝っている英国のマーク・カヴェンディッシュ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が入った。


2チームが新型コロナで不参加

UCIプロシリーズのシュヘルデプレイスには、UCIワールドチームが13チーム、UCIプロチームが10チーム、UCIコンチネンタルチームが2チームの、合計25チームが参加を予定していた。

しかし、米国のトレック・セガフレード(UCIワールドチーム)は、チーム内で先週新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染者が見つかった事を受け、予防措置としてシュヘルデプレイスには参加しない事を4月5日に発表した。チームは1週間自宅で隔離を行い、4月14日にベルギーで開催されるブラバンツペイルでレース復帰する予定だ。

更に当日は、フランスのグルパマ・FDJ(UCIワールドチーム)が、チームメンバーの1人が新型コロナウイルスの検査で陽性になった事を受け、レースをスタートしなかった。

シュヘルデプレイス

(© BORA – hansgrohe / Bettiniphoto)


ゼーラントの強風で集団分裂

第109回大会は、風が強いオランダ南西部のゼーラントで序盤から集団が分裂し、最後は30人の先頭グループがメイン集団から逃げ切り、ゴールスプリントを競った。優勝候補の1人だったベルギーのティム・メルリール(アルペシン・フェニックス)は、この先頭グループに加われなかったが、彼のチームメートたちがドゥクーニンク・クイックステップを打ち負かし、フィリプセンがベルギーに15年ぶりの勝利をもたらした。

3位に入ったカヴェンディッシュは、2007年、2008年、2011年に優勝し、2013年と2016年に2位になっていて、これで6回表彰台に上がった。彼はベルギーのエルネスト・ステルクスが、このフランダース地方で最古のレースで1954年に樹立した記録に並んだ。

シュヘルデプレイス

左から2位のベネット、優勝したフィリプセン、3位のカヴェンディッシュ(©Bettiniphoto)


第109回シュヘルデプレイス 結果

[4月7日/UCIプロシリーズ/193.8km]

1. PHILIPSEN Jasper (ALPECIN-FENIX / BEL) 04:03:30
2. BENNETT Sam (DECEUNINCK – QUICK-STEP / IRL)
3. CAVENDISH Mark (DECEUNINCK – QUICK-STEP / GBR)
4. VAN POPPEL Danny (INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX / NED)
5. RUSSO Clément (TEAM ARKEA – SAMSIC / FRA)
6. ACKERMANN Pascal (BORA – HANSGROHE / GER)
7. MOZZATO Luca (B&B HOTELS P/B KTM / ITA)
8. NIZZOLO Giacomo (TEAM QHUBEKA ASSOS / ITA)
9. SARREAU Marc (AG2R CITROEN TEAM / FRA)
10. VAN GESTEL Dries (TOTAL DIRECT ENERGIE / BEL)

シュヘルデプレイス公式サイト

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