ヴィーニザブに30日間のレース参加資格停止処分が下された

国際自転車競技連合(UCI)は4月19日に、UCIアンチ・ドーピング規則により、UCI懲戒委員会がイタリアのヴィーニザブ(UCIプロチーム)に対し、30日間のレース参加資格停止処分を決定したと発表した。処分開始は4月7日に遡り、5月6日までとなっている。

ヴィーニザブ

(©Bettiniphoto)

ヴィーニザブは昨年10月のジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)で、マッテーオ・スプレアーフィコ(イタリア)がエノボサルム(オスタリン)の違反が疑われる分析報告(AAF)を通知され、今年3月30日にはマッテーオ・デボニスが競技外のアンチ・ドーピング検査でエリスロポエチン(EPO)のAAFを通知された。12ヶ月の間に2選手がAAFを通知されたため、ヴィーニザブはUCIアンチ・ドーピング規則により、15日から45日の停止処分の対象になっていた。

デボニスがAAFを通知された後、ヴィーニザブは4月3日から自主的に活動を停止し、15日には主催者招待を受けていた今年のジロ・デ・イタリアの参加を辞退していた。

UCI公式サイト

 

アンドローニジョカットリ・シデルメクがジロ招待枠を獲得

ヴィーニザブの参加辞退を受けて、ジロ・デ・イタリアを主催するRCSスポルトは4月15日に、イタリアのアンドローニジョカットリ・シデルメク(UCIプロチーム)に招待枠を割り当てたと発表した。

今年のジロはイタリア統一160周年を記念し、5月8日に北西部ピエモンテ州のトリノで開幕する。


ジロ・デ・イタリア2021 招待チーム

●UCIワールドチーム
AG2R CITROEN TEAM (FRA)
ASTANA – PREMIER TECH (KAZ)
BAHRAIN VICTORIOUS (BRN)
BORA – HANSGROHE (GER)
COFIDIS (FRA)
DECEUNINCK – QUICK-STEP (BEL)
EF EDUCATION – NIPPO (USA)
GROUPAMA – FDJ (FRA)
INEOS GRENADIERS (GBR)
INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX (BEL)
ISRAEL START-UP NATION (ISR)
JUMBO-VISMA (NED)
LOTTO SOUDAL (BEL)
MOVISTAR TEAM (ESP)
TEAM BIKEEXCHANGE (AUS)
TEAM DSM (GER)
TEAM QHUBEKA ASSOS (RSA)
TREK – SEGAFREDO (USA)
UAE TEAM EMIRATES (UAE)

●UCIプロチーム
ALPECIN-FENIX (BEL)
ANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMEC (ITA)
BARDIANI CSF FAIZANE’ (ITA)
EOLO-KOMETA CYCLING TEAM (ITA)

ジロ・デ・イタリアの公式サイト

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