ジロ・デ・イタリア2021第7ステージはユアンが今大会2勝目

イタリアで開催中の第104回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月14日にノタレスコからテルモリまでの181kmで第7ステージを競い、オーストラリアのケイレブ・ユアン(ロット・スーダル/26歳)が集団ゴールスプリントで圧勝し、第5ステージに続いて2勝目をマークした。

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ユアンがゴールスプリントで圧勝し、今大会2勝目を上げた(photo : LaPresse)

ユアンはポイント賞総合でも首位に立ち、マリア・チクラミーノも獲得した。区間2位はイタリアのダヴィデ・チモライ(イスラエル・スタートアップネーション)、3位はベルギーのティム・メルリール(アルペシン・フェニックス)だった。

総合首位のマリア・ローザは、ハンガリーのアティラ・ヴァルタ(グルパマ・FDJ/22歳)が守った。

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マリア・ローザはハンガリーのヴァルタが守った(photo : LaPresse)

第7ステージは177選手が出走。第6ステージで2回落車していたイタリアのドメニコ・ボッツォヴィーヴォ(チームクベカ・アソス)がスタートしなかった。スタートの合図と共に、シモン・ペロー(アンドローニジョカットリ・シデルメク)、ウンベルト・マレンゴ(バルディアーニ・CSF・ファイザネ)、マーク・クリスティアン(エオロ・コメタ サイクリングチーム)がアタックし、この日の逃げグループになった。

3人はすぐに5分を付けたが、ゴールスプリントを望む集団はそれ以上の大差を許さなかった。62.3km地点のカテゴリー4の峠はペローが先頭で通過した。ゴールまで残り93.1km地点の最初の中間スプリント地点はマレンゴが先頭で通過。集団はペテル・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)が4位通過した。

逃げはゴールまで残り17kmで吸収され、予想通り集団ゴールスプリントになった。ゴール手前のアップヒルで番狂わせは起こらず、最後はフェルナンド・ガビリア(UAEチーム・エミレーツツ)が早めにスパートしたが、ユアンがあっさり追い抜き、区間通算5勝目を手中に収めた。

■今大会2勝目を上げたユアンのコメント
「自分にとって良いフィニッシュになるだろうと分かっていた。それと、賢くある事と、チームワークの問題でもあった。チームメートの皆は早くから前に出ていたが、我々は最後の10kmを先頭に留まらなければならず、上りのスタートは最も重要な部分だった。とてもハードなゴールで、今日は勝つために激しく行く必要があった。ボクの脚は完全に燃えたよ」

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ジロで初めてポイント賞のマリア・チクラミーノを着たユアン(photo : LaPresse)


■第7ステージ結果[5月14日/ノタレスコ~テルモリ/181km]

1. EWAN Caleb (LOTTO SOUDAL / AUS) 4:42:12
2. CIMOLAI Davide (ISRAEL START-UP NATION / ITA)
3. MERLIER Tim (ALPECIN-FENIX / BEL)
4. MOSCHETTI Matteo (TREK – SEGAFREDO / ITA)
5. PASQUALON Andrea (INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX / ITA)
6. GAVIRIA RENDON Fernando (UAE TEAM EMIRATES / COL)
7. GROENEWEGEN Dylan (JUMBO-VISMA / NED)
8. KANTER Max (TEAM DSM / GER)
9. FIORELLI Filippo (BARDIANI CSF FAIZANE’ / ITA)
10. MOLANO BENAVIDES Juan Sebastian (UAE TEAM EMIRATES / COL)
12. NIZZOLO Giacomo (TEAM QHUBEKA ASSOS / ITA)
14. SAGAN Peter (BORA – HANSGROHE / SVK)
15. VIVIANI Elia (COFIDIS / ITA)
62. ARASHIRO Yukiya (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN)

■第7ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1. VALTER Attila (GROUPAMA – FDJ / HUN) 26:59:18
2. EVENEPOEL Remco (DECEUNINCK – QUICK-STEP / BEL) +11
3. BERNAL GOMEZ Egan Arley (INEOS GRENADIERS / COL) +16
4. VLASOV Aleksandr (ASTANA – PREMIER TECH / RUS) +24
5. VERVAEKE Louis (ALPECIN-FENIX / BEL) +25
6. CARTHY Hugh John (EF EDUCATION – NIPPO / GBR) +38
7. CARUSO Damiano (BAHRAIN VICTORIOUS / ITA) +39
8. CICCONE Giulio (TREK – SEGAFREDO / ITA) +41
9. MARTIN Daniel (ISRAEL START-UP NATION / IRL) +47
10. YATES Simon Philip (TEAM BIKEEXCHANGE / GBR) +49
123. ARASHIRO Yukiya (BAHRAIN VICTORIOUS / JPN) +51:47

[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):EWAN Caleb (LOTTO SOUDAL / AUS)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):MÄDER Gino (BAHRAIN VICTORIOUS / SUI)
■新人賞(マリア・ビアンカ):VALTER Attila (GROUPAMA – FDJ / HUN)
※第8ステージは EVENEPOEL Remco (DECEUNINCK – QUICK-STEP / BEL) が着用
■チーム成績 : BAHRAIN VICTORIOUS (BRN)

第8ステージはカテゴリー4頂上ゴール

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●第8ステージのコースプロフィール(MAP :RCS Sport)

5月15日は今大会最南端となるプーリア州のフォッジャをスタートし、標高455mでカテゴリー4のグァルディア・サンフラモンディ頂上にゴールする170kmで、中級山岳区間の第8ステージが行われる。中盤には標高1392mでカテゴリー2のボッカ・デッラ・セルバ峠を越える。

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(photo : LaPresse)

ジロ・デ・イタリア公式サイト

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