ツール・ド・スイス2021第2ステージはファンデルプールが初優勝
スイスで開催中の第84回ツール・ド・スイス(UCIワールドツアー)は、6月7日にノイハウゼン・アム・ラインファルからラヘンまでの173kmで第2ステージを競い、オランダチャンピオンのマテュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)が区間初優勝した。
区間2位はドイツのマクシミリアン・シャッハマン(ボーラ・ハンスグローエ)、3位はウァウテル・プールス(バーレーン・ヴィクトリアス)だった。
黄色い総合リーダージャージを着たスイスチャンピオンのシュテファン・キュンク(グルパマ・FDJ)は、22秒遅れの区間26位でゴールしたが、世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)にたった1秒差で総合首位の座を守る事ができた。
雨に見舞われた第2ステージは、ゴールまで残り8.4kmのカテゴリー2の峠を上り始めた所で最後まで逃げていた選手が吸収された後、アラフィリップが戦いの口火を切った。世界チャンピオンの攻撃で9人の先頭グループが形成され、そこからゴールまで残り3.5kmでファンデルプールが単独でアタックし、わずかに先行した。
ゴールまで残り1.7kmで、先頭のファンデルプールにシャッハマンが追いついたが、彼は残り300mでスパートしたファンデルプールには太刀打ちできなかった。
22秒遅れの集団でゴールしたキュンクは、総合首位の座をアラフィリップに明け渡さなければならないと告げられ、一度チームバスに戻っていた。それが訂正されて彼は表彰式に呼び戻され、笑顔で黄色いリーダージャージを受け取っていた。
■区間優勝したファンデルプールのコメント
「ロードバイクに戻った事を本当にエンジョイした。特に最後は雨のコンディションで、クラシックみたいなコースだったからとても楽しめた。最後は自分に合っていたから、チームのために仕上げられて嬉しい。彼らはラスト50kmのレースをハードにしてくれというボクの頼みを聞いて、とても良い仕事をしてくれた」
■第2ステージ結果
[6月7日/ノイハウゼン・アム・ラインファル~ラヘン/173km]
1. VAN DER POEL Mathieu (ALPECIN-FENIX / NED) 4:12:30
2. SCHACHMANN Maximilian (BORA – HANSGROHE / GER) +01
3. POELS Wouter (BAHRAIN VICTORIOUS / NED) +04
4. GARCIA CORTINA Ivan (MOVISTAR TEAM / ESP) +04
5. HIRSCHI Marc (UAE TEAM EMIRATES / SUI) +04
6. CARAPAZ Richard (INEOS GRENADIERS / ECU) +04
7. WOODS Michael (ISRAEL START-UP NATION / CAN) +04
8. ALAPHILIPPE Julian (DECEUNINCK – QUICK-STEP / FRA) +04
9. FUGLSANG Jakob (ASTANA – PREMIER TECH / DEN) +04
10. KRON Andreas (LOTTO SOUDAL / DEN) +09
26. KÜNG Stefan (GROUPAMA – FDJ / SUI) +22
■第2ステージまでの総合成績
1. KÜNG Stefan (GROUPAMA – FDJ / SUI) 4:24:52
2. ALAPHILIPPE Julian (DECEUNINCK – QUICK-STEP / FRA) +01
3. SCHACHMANN Maximilian (BORA – HANSGROHE / GER) +02
4. VAN DER POEL Mathieu (ALPECIN-FENIX / NED) +06
5. GARCIA CORTINA Ivan (MOVISTAR TEAM / ESP) +12
6. CATTANEO Mattia (DECEUNINCK – QUICK-STEP / ITA) +12
7. CARAPAZ Richard (INEOS GRENADIERS / ECU) +13
8. POWLESS Neilson (EF EDUCATION – NIPPO / USA) +25
9. MÄDER Gino (BAHRAIN VICTORIOUS / SUI) +30
10. KRON Andreas (LOTTO SOUDAL / DEN) +33